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リンク先を確認しないシェアにちょっと待った!TwitterがURL先の記事を見ずにRTしようとすると警告を表示するように
2020/10/26 07:00
TwitterがiOS/Android版アプリにて、URLが掲載されているツイートをリツイートする際に、リンク先の記事を読んでいないと警告を出す様にしています。
記事の見出しだけでは中身は把握できません。 Twitterで開いていない記事をリツイートまたは引用ツイートしようとしている場合は、リンク先の記事を読むようリマインダーが表示されます。アプリ(iOS/Android)上で順次ご案内いたします。 pic.twitter.com/5aDrIS4JBL
— Twitter Japan (@TwitterJP) October 21, 2020
リンク先を開いたことの無いツイートをRTしようとすると「見出しだけでは全体像が見えないことがあります」という注意書きと共にツイート内にあったURLがピックアップされます。ここからそのまま記事を読むことができます。
ただしあくまで警告なので、画面下部にある「引用リツイート」をタップすると、その名の通り引用リツイート画面となり、投稿することもできます。
現在、米国大統領選の影響で、RTは引用が基本となっていますので、引用しない通常のリツイートをしたい場合はここからさらに、何もコメントを追加せずに「リツイート」ボタンで行うことができます。
引用の強制も相まって、いままでボタンひとつで出来ていたリツイートをするのにかなり手間が増えています。
また、一度この警告が表示されたあとに同じ様に見ていないリンクを含むツイートをリツイートしようとすると「まず記事を読んでみませんか」という簡易版に切り替わります。
個人的には今回の変更はかなり良いと思っています。やはり近年中身を確認しないシェアが増えており、思い込みによる記事や記者、媒体への誹謗中傷とさらにそれを確認しないで勘違いしてシェアされることで元記事にそこまで非が無いのに炎上するといったことも増えてきています。
同時に、メディア側にもいわゆる釣りと言われるように、キャッチーな見出しだけで中身もたいしてない記事をシェアさせて耳目を集める悪質なものも多数存在します。
後者に関しては元記事とその運用に問題があるので、そこは別の根深い問題を抱えてはいますが、いずれも投稿者がちょっと冷静になって確認すれば、構うべき記事ではない・人を巻き込むようなものではない・自分の投稿時に冷静になれる、といった様にいろんな確度で混乱を防ぐことができます。
楽しく、価値のあるTwitterライフを送るためにも良い施策ではないでしょうか。