カテゴリ ゲーム-カード
後衛から前衛へ、召喚してから進軍させるシステムが新しい戦略を生むカードバトルゲーム「突破 Xinobi Championship」
2018/04/29 11:26
スマホゲームの一大ジャンルとなったデジタルTCGですが、またあらたなシステムが生まれました。それはカードを召喚してから前衛へ進軍させて戦わせるというもの。
ただ召喚が二段階になるのとは違い、役割が分かれることでカード自体の性能や使うタイミングが重要となってきます。決して難しくはなく、且つ新しい戦術が楽しめます。
基本は40枚で組んだデッキからランダムで手札が配られ、場に出していくというTCGの基本の形。
ただし、ここからが違います。召喚するのは3つ並んだ後列。そして召喚した次のターンでこのなかから前衛に1枚移動させることができます。実際に戦うのはこの前衛のカードのみ。
そのため、攻撃する相手などは指定できず、前衛が1対1。攻撃は同時に行われるので相手の体力をこちらが上回ってさえいれば相打ちとなっても撃破することができます。
そして重要なのが、この前衛の戦いで生き残った方が相手本体に攻撃できるということ。
そのため、まず相手にダメージを与えるには生き残ることが前提となります。
後衛は単に前衛の前段階ではなく、カードには後衛でしか効果を発揮しない能力や後衛でないと役に立たないカードもあります。
たとえば攻撃力は0だけど後衛にいる間、前衛が受けたダメージを身代わりするというカード。
どんなカードを前衛に置いたとしても、数ターン攻撃を受け続ければだいたいやられてしまいますが、後衛に身代わりを置いておけば前衛を回復させることができ延命が可能。
ただし前衛の攻撃役としては全く役に立たないので使い方し次第というわけです。
前衛がやられた場合は後衛から前衛に補充していくことになるため3枠しかない後衛も前衛に出せるカードを混ぜつつ後衛として役に立つカードを出していかなくてはなりません。
さらに数ターン経過すると前衛の枠が2つに増加します。ここから一気に戦局が動くので要注意。
2つの前衛は勝ち抜きではなく、あくまで目の前の敵とだけ戦うのでそれだけ意識して勝てば本体にダメージを与えられます。
また、このゲームでは各ターンにまとめて指示をだして「準備完了」ボタンを押すと指示した行動をルールに従って順に行います。指定した行動が起きるアクションの順番を把握することも重要。
例えば後衛が3枠埋まっていて前衛が0の場合、そのターンに後衛から前衛に1枚移動させるとします。
この場合、手札だからカードを出しても後衛が埋まっているので出せない様に見えますが、準備完了後に起きる動作としては後衛の前衛移動が最初に行われるため、それを加味して手札から出す指示もだしておけば、そのターンでの行動として、前衛にカードを出しつつ空いた後衛の枠に手札から出して埋める、という隙のない動きができます。
一瞬複雑に見えますが、やって見るとすぐに感覚でわかる内容なので、とにかく動きに無駄がない様にしましょう。
他にもターン開始時に2枚カードを引きますが、その時の手札と合わせてそのなかから1枚破棄しなければなりません。
そのためデッキの組み方としては基本的に複数持ちのカードは複数枚いれる(最大4枚まで可能)前提の方が戦略を組みやすくなっています。
特殊やレアなカードは複数持ちが難しいので、まずベースとなる複数持ちのカードでデッキを組んでそこからトリッキーなカードを入れ替えていくという感じが作りやすいです。
最初から用意されているスターターデッキはオーソドックスな複数持ちカードをベースに作られているので、そこに手に入れたちょっといいカードを入れていくだけで最初は十分勝てます。
前衛・後衛というシステムが新しくて、他ではない戦略性が楽しめます。ゲームのテンポも遅くなるかと思いきや意外とスピーディに決着が着きますし、他のTCGと比べて焦らず落ち着いて戦える感じがします。
派手さはありませんが、プレイヤーの行動がちゃんと結果に反映される面白いゲームです。