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戦闘兵器はピクニックの夢を見るか。ロボットにお弁当をもたせて戦場に送り出す異色のアドベンチャー「DropPoint」レビュー
2017/09/18 12:19
空中要塞に一人生き残ったエンジニアとしてロボットを整備、危険な生物がはびこる戦場に送り出し人類の開放を目指すゲーム。
ロボットを整備し、武器を付け替え、そして”お弁当を持たせて”戦場に送り出す!戦闘結果を待ち、また整備を繰り返すといういわゆる放置系アドベンチャー。戦場に送り出す際の装備や持ち物によってすこしずつストーリーが進み、積み重ねによって結果が変わるマルチエンディングを採用しています。
なぜロボットに弁当を…ロボット自身も疑問に感じますしプレイヤーもどうかと思う部分があると思いますが、プレイヤーの分身であるエンジニアはロボットに味覚を装備させお弁当を持たせて戦場に送り出します。
プレイヤーが行うのは「ロボットのメンテナンス(修理)」と「武器の付替え」そして「持たせるお弁当のチョイス」基本的にはこの3つ。これを行いロボットを戦場に投下。
戻ってきたら再度整備を繰り返し。これによって少しずつステータスに変化がおとずれていきます。
なんといってもロボットにお弁当を持たせるのが最大の醍醐味。ただ持たせてステータスの変化が起きるだけでなく、毎回ロボットのリアクションが素晴らしい。
出撃時には見たこともない食べ物に疑問を呈しながらも、帰ってくるとそのお弁当を絶賛。日の丸弁当ですらロボットにかかれば一つの完成された料理であり、食の喜びを感じさせてくれる素晴らしいものなのです。
このリアクションが楽しくてついついいろんなお弁当をもたせたくなります。
ただしロボットはお弁当を食べに行くために出かけているのではなく、あくまで人類を脅かす戦場に赴いているのもお忘れなく。
毎回戦闘相手は事前に確認が可能。それに合わせて武器を付け替えることで勝利する確率があがります。
各武器には戦闘能力と残酷さが、お弁当にはおいしさと癒やし度が、それぞれの数値が積み重なってステータスが変化、それによってエンディングが変わります。
グラフィックは正直荒めです。スクリーンショットだと余計見づらいかもしれません。ですが、プレイするとこれが非常に味があってこのグラフィックもロボットが愛おしく見える要素になっています。
果たしてロボットはココロを持つのか、人類は平和な未来を手に入れられるのか、とにかくラストが気になるゲームです。