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援軍による絨毯攻撃や城壁を守る攻防戦など、単騎だけじゃない戦いの魅力が詰まったハクスラ系アクションRPG「ロストキングダム」レビュー
2017/09/16 18:18
「ロストキングダム」は見下ろし型視点の3DアクションRPGでいわゆるハクスラ系に属するゲーム。
続々と湧いてくるザコ敵を連続攻撃やスキルを使ってなぎ倒し、ボス戦では手に汗握るアクションが楽しめる超正統派ゲームです。特徴として、敵の大群を一気に絨毯爆撃できる弓兵による援軍要請や、城門を守る攻防戦など様々なシチュエーションで戦う楽しみがあります。
基本はオーソドックスな3D見下ろし型のアクションRPG。画面左の疑似パッドで移動し、右にある攻撃やスキルボタンを駆使して攻撃します。
操作感覚はかなり優秀で、疑似パッドの組み合わせで攻撃方向まで結構微調節ができます。またスキルも最初から使える量が多く、さらに敵を気絶状態にするとフィニッシュブローー的な攻撃「グロッキーダウン」を発動させることも可能。
単にトドメを刺すだけでなく、周辺に攻撃判定があるので、1体を気絶さえて周辺のザコも巻き込んで一掃するといった爽快感を増しつつも戦略性も増加させています。
そして特徴は大量の敵を一掃できる「援軍要請」。
使えるシーンは限られていますが、これによりザコ敵を一掃することが可能。演出としても、大群と戦っている感がでてテンションがあがります。
ステージも単に進んで戦う、というだけでなく城壁を守る攻防戦や敵を生み出し続けるゲートの破壊戦なども。
城壁を守りながら敵を倒すというベタなシチュエーションですが、それだけに通常の戦闘とは違う緊張感があり、ステージのメリハリが効いています。
攻防戦でも援軍要請は力を発揮します。
最初から複数キャラを作って自由に切り替えができるのも楽しみ方が広がっていい感じ。
グラフィックも文句なしに綺麗ですが、ちょっと残念なのがカメラが引き気味な気がする点。もうちょっとキャラクターに寄った方が迫力もでて、高精細なグラフィックの恩恵にも預かれる気がするのですが、周りを見渡して快適に戦えるシステム的なところとの兼ね合いが難しそうでもあります。
テンポよし、グラフィックよし、システムよしとハクスラ系アクションRPGでは正統派にしてかなり優秀なゲームだと思います。