2020年12月3日（木）NTTドコモが新料金プラン「ahamo（アハモ）」を発表しました。

　今までの料金に比べて格段に安くで条件もよく、デメリットらしいデメリットもない超魅力的なプランとなっています。

　料金は1パターンのみで、月額2,980円（税抜）。使用できるデータ容量は月20GB、5分以内の国内通話無料となっています。ネットワークは4Gだけでなく追加料金なしで5Gも利用可能。

　20GB超過後でも最大1Mbpsの通信速度で利用が可能、さらに20GBの月間データ容量は、海外82の国々・地域でも追加料金なく利用ができます。

　そして「新規契約事務手数料」、「機種変更手数料」、「MNP転出手数料」が無料となっています。

　通話料は5分をこえる国内通話は20円／30秒、データ容量も1GBあたり500円（税抜）で追加することができます。

　とにかく20GBで2,980円というのが絶妙です。今までの料金プランはだいたいが段階制で1G〜最大7GB、定額は容量無制限や50GBと一気に容量が多くなりますが、その分金額も高いというのが一般的でした。

　この段階制もなかなか曲者で、最大容量にいくと定額制の金額と同じか高いくらいになり、しかもそうすると容量は全然定額より低いのでコスパが悪い、だから段階制で上限に行き続けるくらいなら月の容量余ってもいいから定額プランにしたほうがマシ、という仕組みになっていました。

　ただ、やっぱりこの定額が高いわけです。しかも人によってはこの容量をすべて使いきるような人は少なく、段階制で上限に達したことが少しあるからしておいた、とかそもそも念の為レベルの人も相当するいるはずです。ただ、だからといって今までの段階制は基本の容量が少なすぎる上にすぐ上限に達して金額も結局上がる、というなかなかもどかしい状態で、段階制と定額制の中間のようなプランがありませんでした。

　今まではそこをMVNOが補おうとしてきた感がありましたが、MNOの中でも最大手であるNTTドコモが一気にそこ踏み込んできた感があります。

　この20GBは非常に絶妙な容量で、一般的なというと語弊があるかもしれませんが、おそらくほとんどの人がこの容量で足ります。そのうえで、定額かつそれが安い、しかも手数料などはかからない、新しい5Gもそのまま使える、となると、今まで段階制の最小金額にしか行かずに全く不便をしなかった人以外は正直このプランにしない理由が見つからないレベルです。

　唯一の注意点はオンラインでの受付のみ、というところでしょうか。「デジタルネイティブ世代に寄り添い、一緒に成長していくことをコンセプト」としており、そういった点を現代に合わせて実店舗の対応を割り切ることで値下げに当てている部分があるのだと思われます。

　先行エントリーを行いサービス開始後に契約することでdポイントを3000ptプレゼントするキャンペーンも実施しています。

　報道発表資料 : 新料金プラン「ahamo（アハモ）」を発表 | お知らせ | NTTドコモ

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