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CarPlayの対抗馬、マイクロソフトからもスマートフォンと車の連携システム「Windows in the Car」が登場
2014/04/07 21:16
Appleの永遠のライバル(?)マイクロソフトが車載システムでも対抗してきました。
マイクロソフトの開発者イベント「Build 2014」にて、AppleのCarPlayに似た「Windows in the Car」のコンセプトデモが発表されています。
Windows in the Carとは
マイクロソフトがコンセプトを発表したWindows Phoneと連動するカーシステムで、携帯の情報を車のダッシュボード(カーナビなどに使われる液晶)にミラーリングする機能。
車でよく使われる地図・経路案内や音楽再生を始めとし、電話やラジオなどスマートフォンに搭載されている機能のうち車でも良く使われるものをそのまま共有できるというものです。
デザインの違いこそあれ、ユーザー目線で見ると使い勝手としてはほぼCarPlayと同じと言えそうです。
CarPlayとの違いは?
最大の違いは接続方法、CarPlayではLightningケーブルで接続する必要がありますが、Windows in the Carでは「MirrorLink」という通信規格を採用しており、無線で接続が可能です。
またMirrorLinkはCarPlayと違い既に提供済みの規格で、Androidスマートフォンで車載ディスプレイに音楽再生機能や、液晶側からのスマホ操作などすでに一部の端末と車で実現しています。
今後起きる戦いは?
注目はやはりシェアの奪い合いです。
前述の通りCarPlayは専用システムの為、車メーカー側にも相応の対応が必要と思われます。対してWindows in the CarのMirrorLinkは既存で汎用性のある技術のため、比較的導入が楽だと思われることがポイント。
Windows in the Carはまだコンセプト段階の為、実用は確約されておりませんが、すでに存在する基盤を使えるとなると一気に普及する可能性もあります。
ユーザーとしても、どの車なら自分のスマートフォンが連携できるのか、どのスマートフォンが自分の車と連携できるのか、下調べも必要となるため今後の動向に要注目です。
ライター:イマ&ムラ