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2014年の最注目キーワードは「ウェアラブル」!これだけの製品がスタンバってるぞ!
2013/12/12 13:10
2014年は、「ウェアラブルデバイス元年」ともいうべき年になりそうです。
ウェアラブル(wearable)=身につけて持ち歩く、小さくて軽いの意。
スマホが猛烈な勢いで世界中に浸透し、パソコンよりも身近な「持ち歩けるコンピュータデバイス」が普及した中、次の登場が期待されているのがウェアラブルデバイスです。
すでに各企業が開発に着手していて、そのプロトタイプの情報がちらほらと上がってきていますが、いよいよ2014年から本格的な展開が始まりそうです。ここでは来年最注目のデバイスをまとめてご紹介しましょう!
メガネタイプ
代表的なのは「Google Glass」。地図を検索できたり、料理レシピを確認できたりと両手をフリーにしたまま情報を入手できるのが利点。
2014年には度付きメガネに対応したバージョンアップ機種が登場するとのこと。
またMicrosoftもネット接続が可能なメガネ型ウェアラブルデバイスを開発中。こちらはまだ市場性などを調査している段階で、製品化するかどうかは決まっていないようです。
Recon Instrumentsは、Androidを搭載したサングラス型の端末を用意。GPS、加速度、電子コンパス、光タッチパネルなどを搭載したもので、2014年3月に出荷を開始する予定。
「セカイカメラ」を世に送り出した井口尊仁氏がいちから開発した、Google Glassに対抗すると評判のメガネ型デバイス。
音声入力のGoogle Glassと違い、ユーザーのジェスチャーで様々な操作を可能としているのがユニーク。2014年には発売する見通し。
指輪タイプ
クラウドファンディング「indiegogo」でプロジェクトが発表されたのが、この「Smarty Ring」。スマホとBluetoothで接続し、時刻表示、カメラのシャッター代わり、メールや電話の着信通知、SMSのリアルタイム通知などをフォロー。
開発目標金額の4万ドル(約410万円)を募ったところ、遥かに上回る24万ドル(約2,460万円)が集まった注目デバイスです。
日本勢だって負けてはいません。ベンチャー企業「ログバー」が開発中なのがこの「Ring」。
スマホの情報を知らせてくれる他に、食事の支払いや駅の改札口で利用できる電子マネー機能もついています。こちらは2014年内には発売する見通し。
腕時計タイプ
記憶にも新しい、Samsungが発売した腕時計型ウェアラブルデバイス「GALAXY Gear」。Bluetoothを使ってGALAXY端末にアクセス、電話、SMS、メール、アラートなどを通知します。本体の重さは73.8グラム。
アディダスがランナー向けに開発した「miCoach SMART RUN」は、心拍計、加速度センサーなどを内蔵。ランニングルートや距離、ストライドレートなどのデータをスマホに送信・記録できます。
ウェアラブルデバイスを最も早く、世の中に知らしめた製品のひとつといえば、NIKEの「FuelBand」でしょう。1日の活動量や負荷を計測してスマホにデータを送信、ユーザーの健康管理を視覚的にサポートした画期的なデバイスです。
そして世界中で待望されているが、Appleが手がける腕時計型ウェアラブル「iWatch(仮名)」。いまだその詳細は不明ですが、言わずもがなiOS端末との親和性は抜群。
「あっと驚く機能を持って登場するはず」と今から期待されています。
世界中に広がりをみせたiPhoneのように、ウェアラブルの世界でも再びAppleが革命を起こすのでしょうか!?
いくつかの問題点
日常の生活がさらに向上しそうなウェアラブルアイテムですが、その「小型軽量」が故に持つ問題もあります。それは…。
・長時間動作が可能な電源の確保
・消費電力の少ないCPUの開発
・紛失、盗難時のセキュリティ問題
・撮影などによるプライバシー問題
来年以降、怒濤のごとく登場するだろうウェアラブルデバイス。その中で生き残り、定番化していくヒット商品は果たしてどれなのか。「元年」となる2014年は、この業界から目が離せなくなりそうですね。
ライター:なかムー