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Ankerが、PCからディスプレイや外部ストレージなどあらゆる拡張に対応する高機能ドック「PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dock」「PowerExpand 5-in-1 Thunderbolt 4 Mini Dock」を発売開始
2021/08/26 10:00
今日2021年8月26日(木)本日、AnkerがPC向けのドッキングステーション「Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dock」と「Anker PowerExpand 5-in-1 Thunderbolt 4 Mini Dock」を発売開始しています。
見た目と名前の通り、外部ディスプレイの出力やストレージやアクセサリの拡張を可能にするドックステーション。前者は12ポートを、後者は5ポートを備えています。
今回発売前にサンプル品を頂いたので、そちらを紹介します。
同系の製品はすでに多く出ておりますが、Thunderbolt 4を複数備え、高速のデータ転送や8Kモニターへの出力も可能など最新の性能を誇る製品となっています。
まずは12ポートの「Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dock」から。
ポートは本体の前面と背面に備わっており、背面が電源用のDC入力ポート、4K HDMIポート×2、Thunderbolt 4(40Gbps, 最大出力15W, 8K (30Hz))×1、1Gbps イーサネットポート 、USB-A 3.1 Gen2 ポート(10Gbps, 5V=0.9A) ×2、USB-A 2.0 ポート (480Mbps, 5V=0.5A) ×2 。
前面がThunderbolt 4(40Gbps, 最大出力90W ※PC接続用)、PD対応 USB-C 3.1 Gen 2 ポート (10 Gbps, 最大出力20W, 9V=2.25A) 、3.5mm オーディオジャック、SDカードスロット (SD 4.0 / UHS-Ⅱ 対応) となっています。
まさに最新のポート類全部入り、という感じです。
同系の人気定番製品として別メーカーの製品ですが「CalDigit TS3 Plus」があります。実際に私もこれを使っています。
ただし、すでに数年前の製品ということで(現行でも全く不満なくバリバリ使えますが)、「Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dock」はその最新版、といった様相になっています。
まずThunderboltが4で更に2基です。これが強い。単純にデータの通信が高速化されます。映像に関しても「CalDigit TS3 Plus」はディスプレイへの接続がThunderbolt 3とDisplayPortが各1基でしたが、Thunderbolt 4にアップし、DisplayPortが無いものの4K HDMIが2基搭載されています。
20WのPD対応USB-Cもあるので、ここからさらにスマホなどの高速充電にも使えます。USB-Aも4基あるのでストレージやキーボードなどの周辺機器への拡張も余裕があると思います。
他にもデジカメなどを使う場合に多用するSDカードスロットが前面についていますし、ネットの有線接続用にイーサネットポートも完備しています。
同時にスタンドも販売されています。ドック自体は横に倒しても使えますが立てる場合はスタンドがほぼ必須です。
各ポートの性能も数もこれさえあれば十分という機能ですが、ちょこちょこ弱点もあります。
個人的に最大の弱点はM1搭載のMacbook Air / Pro非対応というところ。AppleがM1機にシフトする中でこれはかなり残念。今後アップデートなどで対応する可能性はありますが、ここは気をつけた方が良さそう。
またMacでは外部ディスプレイの出力についてHDMIポート2基がいずれもミラーリングになるというところ。Mac側がノートでクラムシェル状態で使いHDMIは1枚だけであればThunderbolt 4と合わせて2枚まで問題は無いですが、3ディスプレイにしようとしてもHDMIの2つが同じ画面しか出せません。またデュアルモニター以上にする場合はThunderbolt 4からの出力も8Kは不可で4Kになります。複数枚使いの方は要注意です。
ディスプレイ出力弱点はクリティカルな方には厳しいかもしれませんが、おそらく割合としてはそこまで多くないのかな、と感じますし他のアクセサリなどを使いつつやり方次第では回避できなくもない、と思います。
あと、個人的にはPC接続用のポートは前面ではなく背面でよかったんじゃないかな、という気がします。PCを複数使っていて付け替えるとしても、ドック側はそんなに頻繁に差し替える必要性が感じられないので、背面でケーブル挿しっぱなしでイイんじゃないかな、と思ったりしています。
ただ、機能としてはほとんどの人はこれで何かしらが不足することはなく十分な拡張性をもたせることができるはずです。
ちなみに電源ユニットはデカいです。そして重いです。箱を持った時点でかなりの重さを感じますが、ほとんどは電源ユニットの重量です。
各ポートの性能は最新のものなので、コレ一つで数年は問題なく対応できるでしょう。
価格は34,980円(税込)で、300台限定でAmazonポイント15%付与されます。
スタンドは2,490円(税込)で、こちらは100台限定で20%OFFとなる税込2,000円で販売開始です。
そして、先程「Anker PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 Dock」について、ほとんどの人はこれで大丈夫的なことを言いましたが、それを言うのであれば、むしろこちらの「Anker PowerExpand 5-in-1 Thunderbolt 4 Mini Dock」の方が多くの方に最適解かもしれません。
こちらはその名の通り5ポート版。意匠は12ポート版と同じですがサイズはかなり小さいです。
背面にThunderbolt 4 (40Gbps、最大15W出力、最大8K (30Hz))×3、前面にThunderbolt 4(40Gbps, 最大出力85W ※PC接続用)、USB-A 3.1 Gen2 ポート(10Gbps、5V=1.5A) とシンプルです。
なんと単純にThunderbolt 4ポートの数でいえば12ポート版よりこっちの方が上です。HDMIは無いもののThunderbolt 4を使ってデュアルモニターは可能。
一つはPC用なので、デュアルディスプレイにしてもThunderbolt 4とUSB-Aが一つずつ残ります。
キーボードが無線だったり、接続しているPCのものをそのまま使うのであれば、あと必要なのは外部ストレージ用くらいでしょうか。SDカードスロットがありませんが、カードスロットはアダプタを噛ませてThunderbolt4かUSB-Aで接続できそうです。
イヤホンジャックについてはスピーカーなのかヘッドフォンなのか、USBか3.5mmジャックかなど接続方法などにもよりますが、これもカードスロットと同様にアダプタを噛ませば行けなくはなさそう。ただし、デュアルディスプレイ+外部ストレージ+SDカード代替にしてしまうとその時点でポート数が足りませんのでここは自分の使い方をよく考えて選ぶのが良さそうです。
イーサネットポートやHDMIが絶対に必要、ということであれば最初に選択肢からは外れると思いますが、逆にいうと、今想定したくらいに収まるのであればこれで十分ということです。
ただ、小型になる分持ち運びができるか、というとDC電源が必要なので、あくまで据え置き前提にはなります。持ち運びできるハブが欲しい場合はもっと軽量な別の製品を選びましょう。
また、本体は小さいとはいえ出力の関係上、電源ユニットはこっちもデカくて重いです。12ポート版とほぼ同じ。これはもうコレ系のデバイスではしょうがないので諦めましょう。
価格は24,980円(税込)。300台限定でAmazonポイント20%付与されます。
また、これら2つの製品に合わせて「USB-C & USB-C Thunderbolt 4 100W」も発売されています。Thunderbolt 4で外部出力などを考えている場合は一緒に買っておいて損はしないと思います。
こちらの価格は3,990円(税込)500本限定で20%OFFとなる税込3,192円で販売開始です。