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サングラスにスピーカーがイン!「BOSE FRAMES」を使って、さらにカスタマイズしてみた

2019/10/23 11:50

サングラスにスピーカーがイン!「BOSE FRAMES」を使って、さらにカスタマイズしてみた

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 スピーカーを始めとした音響機器で有名なBoseが、かなり珍しい”サングラスにスピーカーを搭載したデバイス”「BOSE FRAMES」を発売しています。

 もう言ったそのままなんですが、サングラスにスピーカーが搭載されています。

 中国とか国内でも秋葉原にある割と珍ガジェットを発売する上海問屋あたりが発売しそうなコンセプトの商品ですが(失礼)、そこはやはりBose、音は想像より遥かによく、さらに個人的にはカスタマイズすることで一気に実用性も増すことができた逸品でしたので、細かく紹介していきたいと思います。

 まずは外観から。箱を開けるとメガネケースが目一杯入っており、本体はその中に。

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 ケースは台形の様な、きれいな直方体になっておらずおしゃれ、でもちょっとかばんの中では場所をとります。

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 ケースを開くと「BOSE FRAMES」本体が。

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 本体を開いたところ。前から見ると普通のサングラスですが、やはり最大の特徴は横のつる部分の膨らみ。

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 ここにスピーカーとしての機能がすべて入っています。

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 気になる重さですが、そこまで気になりません。着けた感じは普通のサングラスという感じ。

 裏返すとスピーカーが見えます。丸みを帯びた角の部分がメインのスピーカー。ここから音がでます。

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 また右のつる前方に金色の小さいボタンが一つあり、これで操作が可能。ボタン1回クリックで音楽再生/一時停止、2回押しで曲送り、3回押しで曲戻し。マイクも内蔵しているので電話にでることも可能。その場合は着信時にボタン1クリックで通話できます。終話も1回。

 また音声アシスタントも利用が可能。長押しでiPhoneならSiriが起動できます。通話と同じくマイクでそのまま話かけて使えます。ここらへんの操作感覚は完全ワイヤレスイヤホンなどの1ボタンタイプと同じです。

 畳んだところ。

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 同梱品は充電ケーブルとそれを入れる巾着。

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 充電ケーブルは専用の形状で、右のつる内側につけて充電が可能、磁石でカチッとつきます。

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 で、気になる音ですが、これが想像以上に良いです。家電量販店の店頭で聞いてみて買おうか決める予定だったのですが、聞いた瞬間に音の良さが実感できました。

 音楽を聞いた際に、曲を構成する各楽器の音がしっかりと響いてきます。

 なにより、この構造なので、耳の近くにスピーカーがあるような形ですが、聞こえ方としてそんな感じを微塵も受けません。音が遠く感じることがまったくなく、音の鳴り方はイヤホンやヘッドホンを付けているのと変わらない感じです。

 まるでサングラスを掛けた瞬間にちょうど耳の周りだけ音のなる空間が現れるような感じでちょっと不思議な感覚です。

 以前ご紹介しましたが、首周りに装着するスピーカーがありました。あれは、たしかに聞こえやすくなるよう音の方向をある程度調節していましたが、それでもあくまで「近くにスピーカーがあるな」という感じだったのに対して、こちらは本当に音がちゃんと耳の中というか周りなのか、まるでイヤホンを着けている様に耳の中に音が広がってくる感じがあります。おそらくですが、耳まで近いということと、スピーカーの指向性が高く、音をちゃんと耳で聞こえる場所に置いてきているのではと思われます。

 なので、音漏れも思った以上に少ないです。もちろん、全く聞こえないということはなく、音量にもよりますが、電車で座席に座ったら横の人は気がつくかもしれないけど、立って釣り革につかまっていたら横の人でも気が付かない位だと思います。

 他に室内であれば机の上に置いたハンドバッグの中で携帯が5%くらいの音量でスピーカーから音楽かけっぱなし、くらいの感じだと思います。とにかく外への音漏れも思った以上に少ないです。

 また、耳の中への負担がまったくないのも嬉しいです。私はカナル型がものによって若干苦手な場合があり、その場合はイヤーピースを変えて使ったりするのですが、その必要はありません。

 そしてもう一つ嬉しいのが耳を塞がないので周囲の音もちゃんと聞こえるというところ。

 音楽はイヤホンを付けてる位しっかり聞こえるのですが、ちゃんと周りの音も聞こえるというのは、これまた他ではなかなか体験できません。

 と、ここまで好評に書いてきましたが、実は最大の欠点がありました。

 それがサングラスであること。

 サングラスにスピーカーを載せたデバイスなので、身も蓋もありませんが、私そこまでサングラスを使わないんですよ…

 正確に言うと、色付きレンズのサングラスをそこまで使うことがあまり無いんですね。

 しかし、それを一発で大逆転する方法もこのデバイスには用意されていました。

 それがこちら。

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 ビックカメラの店頭ディスプレイなのですが、そう、レンズを変えられるのです。これが音質以外に購入に至ったもう一つの大きな理由です。

 私は外を年中歩いているわけではないので、そこまでサングラスの出番はありません。むしろ室内でPCに向かっている時間が日常で一番多い。

 なので色付きレンズのサングラスとしては出番がかなり少なくなってしまうのですが、PC前で使える様に、ブルーライトカットのレンズに変えてしまえばPCメガネにスピーカーが載ることになり、PC仕事のお供として目によく、さらに音楽も楽しめて、周囲の音も聞こえるというデスクワーカー最強のアイテムに生まれ変わるわけです!

 といわけで実際に購入してそのままメガネコーナーに持ち込みました。

 実際にはちょうどレンズが品切れだったので一週間ほど入荷を待って、当日「BOSE FRAMES」本体を預けて1時間程度でレンズの調節を行ってもらいました。

 できたのがこちら。

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 完全に透明レンズに生まれ変わっています。ブルーライトカットレンズなのでうっすら色がついてはいますが、普段文章書く作業をするくらいなら全く気にならないレベルです。

 色なしレンズではありますがUVカットなどもできていますので、透明レンズのサングラスとしても利用は可能です。なにより、簡単にレンズを外して付け替えられるので、必要に応じて戻すこともできます。

 今回は販売しているお店でそのままレンズを交換できるというので、そこで購入・交換を行いましたが、独立した眼鏡店などでも交換は可能のようです。気になる方はお店で聞いてみましょう。

 外への音もそこまで気にならないレベルなので、これならカフェなどで作業する際にも、イヤホンをせずにお気に入りの音楽を楽しみながら外で仕事が可能です。

 日本ではこの形状一択ですが、海外では丸形レンズの別モデルも発売されています。

 まだサングラスの形状として、つる以外にメガネのレンズ周辺のフレーム部分がちょっと太めなど改善して欲しい点もありますが、今後おいおい新モデルで解決していくかもしれません。

 安くはありませんが、かなり面白いアイテムとしておすすめです。

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イマ&ムラ

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