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商用利用可能。インディゲーム制作に使えるプロ仕様12書体が年間4800円の「mojimo-game」がリリース

2018/12/06 21:42

商用利用可能。インディゲーム制作に使えるプロ仕様12書体が年間4800円の「mojimo-game」がリリース

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 フォントワークス株式会社が2018年12月6日(木)より、インディーゲームや同人ゲームなどの制作に、unityなどゲームエンジンでも使用可能でフォントの組込を許諾した「mojimo-game(モジモゲーム)」の提供を開始しています。

mojimo_02

 「mojimo-game」は、インディーゲーム制作者に、プロや⼈気のタイトルでも使⽤されているクオリティの⾼いフォントを、ゲームのどんなシーンにも合う、明朝体やゴシック体などのスタンダードなものからデザイン系のフォントまで最も使い勝⼿の良い12 書体をセレクトした、1PC/1ライセンスのダウンロード形式のフォントサービス。

mojimo-game2

 通常、ゲームでのフォントの利⽤は、数万円〜数⼗万円と⾼価で、特にインディーゲームクリエイターの⽅にとって導⼊しづらい価格感の製品が多いですが、mojimo-gameなら、12書体が使えて1年間4,800 円とお⼿頃価格。

 またゲーム開発でのフォントの使⽤時に最も懸念点とされる使⽤許諾についても、ゲームクリエイターの方が使いやすいよう、フォントの組込やPVなど宣伝でのご利⽤も追加料⾦なしで許諾しています。

 使えるゲームエンジンはUnity/Unreal Engine/GameMaker Studio 2など。ゲーム内では「フォントを画像化してゲーム内の固定化された文字列の表示に使用」「ゲームプレイヤーによる文字入力機能」「フォントアウトラインデータでの使用」「フォントファイルの埋め込み」も可能となっており、さらに「PVなどの宣伝での使用」もOK。

 使えるフォントは以下。

UD明朝-M
UD丸ゴ_スモール-B
UD明朝-DB
ドットゴシック16-M
ニューロダン-M
ドット明朝16-M
ニューロダン-B
ハミング-M
セザンヌ-M
スキップ-M
UD丸ゴ_スモール-M
コミックレゲエ-B

 実際の仕様例として、例えば大手メーカータイトルであればスクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジーXV」では「ニューロダン」など、アニプレックスの「Fate/Grand Oder」では「スキップ」などが使用されています。

mojimo_03

 さらにインディーゲームでも、いたのくまんぼう氏の「Tap Trip Town -タビスルマチ-」(2019年春リリース予定)では「ドットゴシック16-M」が、株式会社ヘッドハイの「デモリッション ロボッツ K.K.」では「ニューロダン-UB」「コミックレゲエ-B」などが使用されています。

mojimo_01

 「mojimo(モジモ)」ではすでに2018年3月より同人誌制作向けに、漫画やアニメなどでよく使われるフォントを集めた「mojimo-manga」(こちらは36書体、3,600円/年)をリリースしており、今回はそのゲーム版という位置づけ。

 フォントはフリーのものでもコンテンツ自体は作れなくもないですが、最適なものがあれば確実にクオリティアップできます。ただそれには何がどれだけあるのかわからない、価格もバラバラで大体高い、結果調べるのにも導入にも手間もお金もかかるといったジレンマがつきまといがち。

 「mojimo-game」「mojimo-manga」といったわかりやすく、自分のコンテンツジャンルに適したフォントがまとまっていてしかも安く使える、しかもゲーム本体のなかでもフレキシブルに使え、PVなど宣伝素材にも別途購入や用意をしなくてもOKというのはかなり業界的にもありがたいサービスではないでしょうか。

 こだわりを持ったクリエイターには必須のサービスになりそうです。

 最適な書体・価格で提供するフォントサービス「mojimo」に、 インディーゲーム制作を応援する、フォント組込を許諾した「mojimo-game」を提供開始|お知らせ|mojimo

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価格:無料

カテゴリ:ユーティリティ

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この記事を書いた人

イマ&ムラ

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