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全体コマンドで一気に叩くか守りを固めるか、素早い切り替えが戦闘を加速させるRPG「23/7 トゥエンティ スリー セブン 」レビュー
2018/03/22 19:09
スマートフォンらしいスワイプ操作でキャラクター全体を動かすコマンドを指定するRPGです。
アクション性が意外と高く、敵の攻撃ギリギリを見極めて行動の変更が可能、セミオートで進行するなかプレイヤーの指示によって大幅に戦局が変わるのが醍醐味のゲームとなっています。
とにかく特徴的な戦闘システム。行動の指示は画面の左右下の三方向スワイプのみで、戦闘に参加するキャラ個別コマンドはなく全体が行動します。
敵に向かって左にスワイプでアクセルモード、次々と攻撃を繰り出すメインとなる状態。右スワイプでシールドモード、シールドゲージが有る間はダメージを受けず、ゲージが無くなってからもダメージを軽減できます。下スワイプでチャージモード、バレットゲージを溜めることができ、ゲージが溜まると一気に攻撃を叩き込むバレットタイムが使用可能となります。
また戦闘が始まって77秒間は無敵というかなり特殊というか大盤振る舞いなシステムも特徴。
1クエスト複数ステージで成り立っていますが、ステージをまたいで継続されます。
ステージ最後にはボス戦があることがほとんどのため、如何に無敵時間を消費せずにステージをクリアするか、また無敵時間の間にバレットゲージを溜めるかといった残り時間に応じた判断がクリアの鍵となります。
無敵時間が終わるまでシールドモードは不要なので、終わってからは出番となるわけですが、これにより戦術が変わるのもポイント。
敵の攻撃をする瞬間は「!」アイコンでわかります。コマンドはスワイプした瞬間に切り替わるので、ギリギリまで攻撃やチャージを行って敵の攻撃に合わせてシールド、凌いだら継の行動、と全要素を上手く使うには素早い判断と操作が必要となります。
また珍しいのがストーリーの進行が完全に別になっているところ。バトルをメインとするクエストの間にはロード時間に表示される概要程度で、クエストはガンガン進ませることができます。
それに応じてストーリーは解放されていきますが、別メニューから好きな時に好きなところまで小説の様に読む形になります。
作りとしてはライトで序盤は何も考えなくてもガンガン進んで行きますが、じわじわ考えるべき部分がでてくる感じ。とはいえそこまで複雑ではないので、爽快感の高いバトルをサクッと遊べるゲームという感じです。