懐かしいテイストがしつつも新しい、今や3D全盛しかも白猫プロジェクトシリーズなどでそのトップをひた走るコロプラから2DのアクションRPGが登場しました。

　ただ2Dといっても古臭くはなくとにかくアクションのクオリティが高い。思い通りに動き、広大なマップは探索のしがいがあります。

　とにかくアクションの質が高いのが素晴らしい。画面に指を置いて上下左右に動かせば軽快に動き、敵に近づいてタップすれば攻撃。

　攻撃は一度タップすると攻撃を受けたりこちらが別行動をするまで自動となっていますが、フリックで避けや下入力でガードなど多彩な動きが可能。モーションと当たり判定もしっかりしており、連打が必要ない、というだけでかなりアクション性の高い動きができます。

　フィールドには敵以外に素材などを入手するポイントが多数存在し、そこで素材を入手、街の施設で料理や武器や防具の作成ができます。

　こういったチマチマ作業するのも今時のソシャゲっぽくなくて楽しいです。逆に面倒と思う人もいるかもしれませんが、最小限でもゲーム自体は進めることが可能で、素材なども取りに行かず購入もできたりするので、人それぞれに合ったやり方で楽しめます。

　キャラクターやスキルなど、フィールドから得られるアイテム以外は全て敵を倒した際にランダムで入手できるカプセルから入手します。

　このカプセルが課金要素にもなっており、かなり特徴的。

　カプセルは敵を倒すことで得られるエーテルが溜まっていくことで開封できるようになります。カプセルによってスキルが手に入ったり、コインやキャラクターの場合もあります。

　カプセルは手に入れるたびに複数所持していくことになりますが、通常一つずつしかエーテルを溜めることができず、さらに時間経過で失ってしまいます。そこで課金アイテムを使うことで複数のカプセルに同時にエーテルを溜めることができるようになるという形になっています。

　ストーリーはかなりオーソドックスで、剣と魔法のファンタジーな世界に現代の高校生達が転送されてしまい、そこで元の世界に変えるために戦いに身を投じるというもの。

　ベッタベタですが、異世界には転生者の伝承があったり、敵には四天王的なのがいたり、その四天王は剣士、女性、重量級の奴、小賢しい魔法使い的な奴がいたりとここまでベタだと逆に天晴という感じです。とはいえ、やはりベタらしく先が気になる展開もしっかりあって飽きさせません。

　個人的には、操作性とアクション性が高くカプセル開けるのも何が出るのか楽しみがあるので、そのためだけにひたすら戦うだけで楽しいです。

　キャラの違いによって装備品や動きも違い、育成のやりこみ要素もバッチリなのでハマれば相当長い時間楽しめますよ。