カテゴリ ゲーム-ロールプレイング
若い人にこそ遊んで欲しい、ゲームとは見た目じゃないんだ!ほぼ文字だけで展開するRPG「ウィザードリィ スキーマ」
2016/01/28 18:02
派手なムービーに豪華な演出、見た目にも楽しく分かりやすいですが、ゲームの本質はそれだけじゃありません。はっきり言って、この「ウィザードリィ スキーマ」は地味!超地味なのですがゲームの原始的な面白さが詰まっている渋いアプリなんです。
何が地味なのかというと、このゲームは進行の殆どが文字で進むんです。いやいやそんな馬鹿なと、それは無理だろうとお思いかもしれませんが、これが大丈夫どころかちゃんと面白いんですよ。
クエストを選択して、所持しているキャラクターを出陣させて帰ってくるのを待つ放置系ゲームです。クエストの説明などに一枚絵が入ることはありますが、基本的には文字。ちょっとフォントのサイズを大きくしても、文字。
自分の所持してるキャラクターと他プレイヤーのキャラを一体借りてパーティを組みます。あとはダンジョンを選んで出発させるだけ。
ダンジョン探索中の記録はリアルタイムで更新されていきます。
このダンジョンの記録は別に見ながら待つ必要はなく、むしろここが放置ゲーム部分であり後からログは確認でOKです。しかしこのログを見るのが結構楽しく、何があったのかつぶさに分かるのと、また次回のダンジョンや失敗した時の参考になります。
ゲームとしては同系統の放置ゲームはあるのですが、そのテキスト量や質が高くゲームというより物語を読みながらそれに対してアクションを起こせる、インタラクティブな小説のような雰囲気があります。
またこのゲームはその名の通り、名作「ウィザードリィ」の系譜を受け継いだアプリでもあります。ウィザードリィといえばキャラクターの死亡と蘇生。
ダンジョンでキャラクターが死んでしまっても簡単に蘇生できるのですが、一定の確率で完全に抹消されてしまいます。簡単に復活できる地盤があるからこそ、確率で消えてしまう恐怖があるという静かにスリリングな世界はそのまま再現されています。
グラフィックや演出に頼りがちなゲームと真逆を行く作品でありながら、しっかりとゲーム性と独自性があります。これも一つのゲームの形だと気付かされるので是非遊んでみてください。
- 総合評価
- デザイン性
- 操作性
- 熱中度
- コスパ
- 渋さ
コメント
昔々のPCゲームを思い出します。