カテゴリ ゲーム-ロールプレイング
文字、文字、文字…グリグリ絵が動いたりしないひたすら文字を追いかけてダンジョンを踏破する漢のRPG「ウィザードリィ スキーマ」
2015/03/24 19:28
その昔から(難易度の面などで)渋すぎるRPGとして有名なWizardry(ウィザードリィ)のスマホ進化としてはこれが正しい姿なのかもしれません。
「ウィザードリィ スキーマ」は本家とは異なり、いわゆる放置系RPGとなります。
基本的に冒険の指示を出したら待つだけ。出発前に組んだパーティの能力に応じて規定時間後に可否が返ってきます。
なんといっても特徴は最近のグラフィカルなゲームの真逆を行くかのようなひたすら文字の渋い画面!
冒険の経過はもちろん文字!クエストの説明も文字!しかも結構長い!ダンジョンの行き先指定も文字!
今どきこんな仕様で大丈夫かと一瞬思いますが、このゲームはこれでいいんです!これがいいんです!
一応パーティを組むキャラクターにはアイコンがあり、特殊なキャラには全身絵などもあります。少し安心しました。
で、問題なのはこのゲーム、そんなに文字ばっかで楽しいのか?ということ。この点については大丈夫!
冒険の結果ログはあとから見ても、リアルタイムで追い続けてもしっかり冒険感を味わえます。出陣する際の条件も「○人死ぬまで進む」といった相当渋めの設定もでき、ただ送り出すだけなのに緊張感があります。
さらにその緊張感を高めるのがWizardryシリーズの特徴である”死”の概念。冒険で死亡したキャラクターは復活させることができますが、失敗することもあり。そうすると二度と返ってくることはありません。
こういったシビアなシステムも味といえます。他にもやたら濃い設定ができるキャラクターメイクや村の発展や武器・防具の育成などやりこみ要素が山ほどあります。
今どきこんなんのでいいの?と思ってしまいますが、不思議とやみつきになります。最近のグラフィカルなゲームが漫画だとしたら、小説のような感じで、昔ながらのゲーム好きの心を打ちそうですね。
もちろんこういったゲームが初めての方でもしっかり楽しめますよ!
- 総合評価
- デザイン性
- 操作性
- 熱中度
- コスパ
- 男らしさ
コメント
まるで初期PCゲームのような無骨さを見せつつもやりこみ要素や細かな点でしっかりと今らしく遊びやすいゲームになっている。