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Facebookが社内向けのテストアプリ配信システムを使って一般ユーザーにiPhone内のデータを収集するアプリを配布していたとしてAppleがブロック
2019/02/01 06:30

CNET Japanによると、Facebookがユーザーの活動情報を入手するためのデータ収集アプリをApp Storeの社内向けテストアプリ配信システムを使って一般ユーザーに配信していたとして同アプリの登録をAppleにより取り消されたとのことです。
Facebookは市場調査の一環として、ユーザーのスマートフォンやウェブ上の活動情報に、同社がアクセスできる「Facebook Research」というアプリを13~35歳のユーザーに1カ月あたり最大20ドル(約2200円)と紹介料を支払いダウンロードさせていたとのこと。
このアプリによりFacebookはウェブ検索、位置データ、プライベートメッセージを含む、ユーザーのデータにアクセスすることが可能となっていました。
しかし、通常このアプリはApp Storeでの一般的な配信が認められるものではなく、FacebookはAppleの審査を受けずに配信するために、開発環境の社内テスト用配信システムを使いアプリを一般利用者に配信していました。
これらに対し、Appleはメールで「当社の『Enterprise Developer Program』は、社内向けのアプリを社員に配布するために設けられた仕組みだ」とし、Facebookがプログラムを利用して一般利用者にアプリを提供したとして、ユーザーとそのデータを保護するためにFacebookの同プログラムの登録を取り消したとのこと。
Facebookとしては、このアプリ自体は秘密にしているものではないし、利用者には同意を得て報酬も払っているからアプリ自体に問題性は無いとしています。
ただAppleとしてはiPhoneでのアプリ配布ルールを完全に犯しており、またそれをする経緯としても、このアプリはどうせAppleの審査を通らないからルール違反をしたという、わかった上での行動から悪質性がるとして削除に至ったということだと思われます。
















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