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MacBook Proのバッテリーが膨らんだのでAppleに修理にだしたら見積もり1週間だったけどたった2日後に元気になって帰ってきた

2018/11/25 11:41

MacBook Proのバッテリーが膨らんだのでAppleに修理にだしたら見積もり1週間だったけどたった2日後に元気になって帰ってきた

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 先日、メインマシンとして使っているMacBook Proのバッテリーが膨らんでちょっと通常使用に支障をきたす状態になったので修理にだしました。

 修理に出すまでと帰ってくるまでの経緯を記したいと思います。率直にいってやっぱりApple凄いなという感じです。

MacBook Proのバッテリーがパンパンに

 使っているマシンは「13.3インチMacbook Pro」Touch Barモデルの整備済製品でCore i5、16GB RAMとちょい盛り位です。購入は昨年2017年の5月。

Macrepair_20-2

 バッテリーの異変に気がついたのは多分2ヶ月くらい前。普段はモニターもキーボードも全部外部につないでしまってクラムシェルモードで使っているので、本体に触れることが少ないのでいつの間にか膨らんでいました。

 気がついたのは、別の部屋で少し作業をしようと外部接続を切って持ち出したところ、フラットな机の上に置いても底面が膨らんでガタつく状態になっており、その時点でディスプレイを閉じでも完全に閉じきらず少し浮いてしまっていました。

 この時点で修理確定なのですが、まだイケるかもとか、ちょっと使い方を気をつければ収縮するかもとか淡い期待を抱いてしまいそのまま使い続けていました。

 しかし、先々週あたりに再度細かくチェックしてみたところガタつきは増し、ディスプレイの浮きは高くなり、キーボードのある全面が膨らんで歪曲したせいでトラックパッドも盛り上がりクリックできなくなっていました。

 MacBook Proのトラックパッドはタップでも反応してくれるので最低限動かすことはできるのですが、流石にクリックできないとなると出来ない挙動もでてきます。この時点で流石にアウトだと思い修理にだすことを決めました。

修理への手続き

 持ち込み修理を行う場合は「Apple サポート」アプリを使います。また「Apple サポート」アプリでは今回の様に明らかに持ち込み確定の状態でない場合も、ユーザーができる対処や相談などもこのアプリから出来ます。とにかくApple製品を買ったらまずはこのアプリを入れておきましょう。

Apple サポート

価格:無料

カテゴリ:ユーティリティ

 まず画面下中央の「サポートを利用する」を選択して、対象の持っているデバイスを選択。

Macrepair_09

 ここから実際に起きている問題について具体的に確認していきます。持ち込みの場合は最終的に口頭で言うことにはなるのですが、とりあえず近い問題を選択していきましょう。今回は「起動または電源」もしくは「ハードウェアの問題」から「電源に関する問題」もしくは「トラックパッドが期待通りに機能しない」あたりが妥当かと思います。

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 すると問い合わせ画面になります。原因がわからない場合やこの場で何かできそうな内容であればここからすぐに電話ができます。

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 今回はすでに持ち込み修理を前提としているので「さらにヘルプが必要な場合」の右にある3点メニューをタップして「すべて表示」を選択。すると電話以外のメニューも出てきます。今回は「持ち込み修理」を選択。

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 最後に持ち込む場所を選んで日時を決定すればOK。持ち込みはApple認定プロバイダーか、Apple直営店となります。

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 予約が完了するとメールが届きます。あとは訪店時にこのメールを見せればOK。

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 日時を決定しているので、あとはそのタイミングで持ち込めば待ち時間もなく対応をしてくれます。

訪店!

 予約をしたのがApple 新宿に2018年11月20日(火)の13:35だったので、それに合わせて訪問。スタッフの方に持ち込み修理の予約をしている旨を伝えたら、名前を確認してすぐに対応してくれました。

 バッテリーは明らかに膨れているのですが、それ以外に問題が無いかデバイスチェックが入ります。

 スタッフさんが眼の前で行ってくれる操作を細かく見ていたのですが、Apple直営店でのデバイスチェックは物理的に店舗の専用端末などに繋がずに(一応機器を接続はしていましたがマウスと電源のみでした)、どうやら店舗Wi-Fiに繋いでいるとOption押しっぱなしの再起動で出てくるメニューから無線経由で行えるようです。初めて見ました。

Macrepair_01

 最近のApple直営店はGenius Barとして店舗内に固定された窓口を儲けておらず、店舗のどこでもさっとそこらへんの机で対応してくれる様になっていますが、そういった仕組みの発達も背景にありそうです。

 デバイスチェックが終わり、バッテリー以外問題が無いことがわかると、チェックをしながら同時に進めていた店舗端末のiPadでの入力もすぐ完了、簡単な確認後にサインをして終了。

 お店に入ってから30分も経たず、何もつかえることなくあれよあれよと私のパンパンに膨らんだMacBook Proは預かられていきました。

帰還

 記事タイトルで言っちゃってますけど、結論から言うと預かりから2日後の2018年11月22日(木)に帰ってきました。

 同封されていた書類によると、20日に受付で21日に入荷(おそらく修理工場にという意味)で、出荷日も21日になっています。めちゃくちゃ早い。

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 修理内容としては申告どおりで「キーボード、トラックパッド、バッテリー-一体型を交換」となっています。

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 底面のガタつきも直っているのは、部品の入れ替えをしていないのであれば膨らんだバッテリーを入れ替えたことにより自然と直るものなのか、部品はそのままで何かしらの処理を行っているのかもしれません。

 そして重要なポイントですが、かかった費用は0円です。Apple Careには入っていませんが無償で修理してくれました。

 と、ここで修理から帰還までの一連の流れは終了です。この後普通に起動し、中のデータは何の変更もなく、今現在バリバリこの記事を書くのに力を発揮してくれております。

改めて感じたAppleの凄さ

 最後に、改めて修理にだして感じたAppleの凄さを振り返ってみたいと思います。

 今回の修理は依頼時には一週間後27日予定となっていたのですが、実際には予定より大幅に短い期間で帰ってきました。

 ただ、手続きの間注意深く見ていたのですが、カレンダーを見ながらすぐに一週間後の27日を指定していたので、おそらくこの一週間というのは大体の症状とデバイスチェックの結果から、基本のメニューというかパターンというか期間が最初からある程度決まっているのだと思います。

 やりとりとしても、もしこの期間より時間が経っても返送されていなければ連絡してください、というものでした。

 おそらくこの一週間という期間は、もともとこの症状で最高でかかる目安の時間であり、実際の修理現場で何か別の異変に気づいたらそれ以上かかることもある、というレベルで設定しているのだと思います。

 ならば早くなることもあるだろうし、実際に私のように早く終る事例はかなりあるのだと思います。ただ私を対応してくれたスタッフさんは早まる可能性については少なくとも向こうからは触れませんでした。

 ここが上手いと思ったところで、まず1週間という期間はPCの様な精密機械の修理としては「まぁあり得る」と思えるレベルに収まっていると思います。なのでここで揉めることは少ないでしょう(仕事で使う場合は大変ではありますが)。

 さらにここで運良く早く終わればそれはユーザーにとってプラスになるのみです。Appleとしてはユーザーが納得できる範囲で最初から余裕をもたせておいて、それを上回るサービスを提供すれば評価も上がるしかないというわけです。このバランス感覚がとにかく上手いというかよく出来ています。

 もちろん、簡単に言ったもののこのそもそもの修理の流れや期日を数多くのユーザー相手に実現させているAppleのバックボーンが凄まじいという話です。おそらくこのやり取りを全国の直営実店舗、オンラインなどで均一に提供しているというのは他ではなかなか出来ないのではないでしょうか。単純に待ち時間なしの30分そこらのやりとりで簡単に受け付けて、行き帰りの配送時間を含めて2日でMacが修理されて帰ってくるのはめちゃくちゃ早いですし、気持ちもよく実際に手間も少ないです。

 またAppleの凄いところは、Apple IDをもとにユーザーのデバイス管理が徹底的にできているというところですね。

 いざ修理となるといつ買って使い始めて何やってどうなってみたいな確認が必要になりますが、Appleではどんなデバイスをいつ使い始めているか、修理受付をする時点、というよりApple製品を使っているユーザーにほぼ全てをApple IDから把握できています。

 そのため、その端末が補償範囲内かといった条件を確認するためにこちらで保証書なりを用意する必要はまったくありません。本体持って行けばOK。これもかなり気楽です。(もちろん状況によっては必要になるかもしれないので、量販店などで購入した場合に保証書等があればしっかり保管しておきましょう)

 正直買って一年半でバッテリーが膨らんでしまった時はどうしようかと思いましたが、ここまでスムーズに気持ちよく修理ができるのであればやっぱりApple製品がいいなという気持ちになります。単純ですが意外とそんなもんです。

 製品単体でみれば満足度の高い製品は色々とありますが、店舗での体験や修理対応まで全てにおいてシナジーを活かし、クオリティが高く満足させてくれるというのは改めてAppleの底力を感じました。

ライター名

この記事を書いた人

イマ&ムラ

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