カテゴリ アクセサリー
iPhoneで操作するボール型ロボ「Sphero」が体験できるTeNQに潜入!
2014/07/04 19:30
iPhoneで操作できるロボティックボールSphero(スフィロ)。
加速度センサーなどを内蔵した精密機器でありながら、25種類以上ものアプリでゴルフやゾンビ退治ゲームなど、誰でも楽しめるエンタメ性の高さで注目を集めています。
→素早い!強い!楽しい!スマホで操作できるボール型ロボット「Sphero 2.0」って?
そんなSpheroが体験できるアトラクションが、7月8日にオープンする宇宙ミュージアム「TeNQ」内にオープン!
Spheroの生みの親のひとりである、アダム・ウィルソン氏も来日した内覧会の様子をレポートします。
開発者が語るSphero
■SpheroとNASAの意外な関係
ところでこのSphero、なぜ今回宇宙ミュージアム「TeNQ」に採用されたのでしょうか?
その理由のひとつが「Spheroがロケットの慣性センサと同じ仕組みである、加速度計とジャイロを使っている」という点。
実はSpheroの開発メンバーはあのNASAのプロジェクトに関わっていたことがあり、その時の経験がSpheroの技術にも活かされているというのです。
Spheroの壁にぶつかってもすぐに軌道修正できる機能などは、非常に高度で難しい技術。これらを実現し、世に送り出せたのはNASAでの経験があったからこそなのです。
この経歴を考えると、宇宙ミュージアムとの今回のコラボレーションは必然だったといえるかもしれません。
■一人ぼっちだった少年時代がSpheroを生んだ?
Spheroはアプリによってバーチャルペットとして遊ぶこともでき、「友だち」のようにコミュニケーションを楽しむことができます。
実は友だちのようなロボットというのは、開発者の一人でもあるアダム氏の子ども時代の夢でもありました。
人里離れた土地に住んでいたアダム少年は遊び相手も近くにおらず、いつも一人で過ごしていたというのです。
映画「ターミネーター2」に影響を受け、友だちのようなロボットが欲しいと思い、若干12歳で数体のロボットを作って遊んでいたそう。
一人ぼっちだった環境が、自ら面白いものを作ってみようという意欲を与え、Sphero誕生に至る創造力を与えたのかもしれません。
またアダム氏は日本のカルチャーにも大きくインスピレーションを受けたと語っており、子ども時代はスーパーファミコンをやり込んでいたそう。マリオやFF、クロノ・トリガーといったタイトルをスラスラと口にしていました。
今回の来日でも得るものがあったようで、Spheroをデコレーションするアイデアなどが浮かんだと語っていました。
さっそく体験!
宇宙ミュージアムTeNQのイマジネーションゾーンに常設展示される、Spheroの体験アトラクション「アストロボール GO!GO!sphero」
Spheroをタッチスクリーンで操作してコースを渡り切り、制限時間内にロケットを飛ばすことが目的。
各コースにはイメージカラーがあり、Spheroもそのカラーに合わせて光ります。しかし、好みのカラーだけでコースを選ぶのはおすすめしません。
▲タッチスクリーンにはプレイヤーのアバターとなるキャラが登場
なぜならコースごとに形状が異なり、難易度がかなり変わってくるからです。緩やかなカーブのみのコースもあれば、超ハードなジグザグコースも。
混雑時は好きなコースを選ぶことは難しいでしょうが、お子様は難易度の低い一本道のグリーンか、ブルーがおすすめです。
筆者は比較的やさしいブルーのコースでしたが、もうね落ちて落ちて落ちまくる。あと一歩ってところで必ずゴロンと落ちちゃう。
▲いい感じ!いい感じ!
▲アッ
楽しげな外見から、子ども向けかと思ってたのですが大人でも楽しめる歯応え。周りの方たちも苦戦しつつ、夢中になってプレイしていました。
慎重すぎるとかえって雑念が混じってしまうと思い、心を無にして勢いだけで突っ走ったところ見事にゴールできました!なんだかすごい達成感。
※このイノシシ戦法、難易度の高いコースではおそらく通用しません
▲ゴールに穴にズポーンとIN
▲クリアすると祝いの紙吹雪。ドヤァ!
クリアするとロケットが発射してエンディングへ。クリアできた人数によってロケットが立派になるそうですよ。
2回プレイしましたが、優しめのコースだったこととイノシシ戦法を覚えたお陰で全てクリア。心中で大きくドヤァ!といきんだことは言う間でもありません。
ゲーム自体はシンプルですが自由自在に操れるSpheroの操作性を体験できるアトラクションになっています。ぜひ挑戦して、この達成感を噛みしめてください!
オープン日以降はアダム氏ら開発者のサイン入りSpheroも展示されるそうです。
※SpheroはTeNQ内にあるグッズショップ「宇宙ストア」でも購入できます
⇒ 東京ドームシティ|宇宙ミュージアム『TeNQ(テンキュー)』