WWDC 2014にて予想通り新しいMacのOS Xが発表されました！その名は「Yosemite」（ヨセミテ）！

　世界遺産にも登録されている国立公園にちなんでいます。新たに生まれ変わったOS Xの新機能を紹介していきますよ！

デザイン

　iOSに続き、なるなると言われていたフラット化が行われます。

　カレンダーやメールなどデフォルトのアプリは全体のデザイン自体が刷新、共通のステータスバーなども立体感を廃したシンプルなものに。

　各種アイコンもiOS 7同様にフラット化。奥行きのあったドックも平面に変わっています。

通知センター

　今まではSNSやメールのちょっとした通知をお知らせしてくれただけで若干目立たなかった通知センターには数多くの機が加えられます。

　従来のOS Xのダッシュボードにあった天気やタイマー、電卓といった機能もウィジェットとしてここに集約する事ができるようになりました。

　他にもMac App Storeからウィジェットを追加することもできます。

Spotlight

　検索機能であるSpotlightにも変更あり。検索窓が画面中央に大きく表示され、Mac内のドキュメントのプレビューやウィキペディアや地図といったウェブ上のコンテンツもそのままブラウザやアプリに移動することなく見られます。

　Spotlight自体が簡易的なブラウザのようなイメージですね。

iCloud Drive

　特定のファイル形式や対応させたアプリのデータを保存・共有することしかできなかったiCloudですが、DropboxやOneDriveのような自由にファイルの保存・共有ができるオンラインストレージに近いものになります。

　iOS 8デバイスとのデータ同期はもちろんWindowsでも利用が可能です。

　それに合わせて有料プランも価格を大幅値下げ、20GBが毎月0.99ドル（約100円）、200GBが毎月3.99ドル（約400円）になります。

　現在は10GBで年間2000円（毎月約167円）、20GBで年間4000円（毎月約333円）、50GBが年間10000円（毎月約833円）だったので4倍の容量が約半額で使える計算です。

　また1TBのプランもあるようですが、金額については公開されませんでした。

AirDrop

　無線でデータのやりとりができるAirDrop機能、今まではMac同士、iOS同士でしかできませんでした。YosemiteとiOS 8ではMacとiOS間でもやりとりが可能となります。

Handoff

　こちらもiOSと連携する新機能。iPhoneで打ちかけのメールをMacでそのまま引き継いだり、iPhoneにかかってきた電話をMacで出るなんてことも可能です。

　MacとiPhone/iPadを両方使っているユーザーにはかなり大きな恩恵がありそうです。今回の発表されたサービスの中で一番使われる機能かもしれません。

Safari

　ツールバーを省略し、よりシンプルなデザインに。タブも一新、多くのタブを開いている際に同じサイトのタブをまとめて表示してくれます。

　ブックマークもアドレスバーからのサジェスト+アイコンでの表示になります。

　検索バーもより賢く。アドレスバーに文字を入力すると文字検索だけでなく、ウィキペディアや地図、Bing、ニュースになどの検索結果一覧がプルダウン表示される。

　ウィンドウ右上に共有ボタンを装備。画像などの共有をSafariから行えます。

メール

　標準メールアプリには「Mail Drop」という機能が追加。特徴は今までにないほど大きなファイルの送信が送受信ができるというもの。

　メールサーバー間で直接ファイルを送るのではなく、iCloud Driveにデータをアップ、メールを受け取った側もiCloud Driveからダウンロードすることで可能となっています。

　メールに添付する画像をその場で編集も可能。部分拡大や吹き出しにテキストを付けて送るなんてこともできます。

メッセージ

　今までのiMessage（Appleデバイスのみで使えるメッセージ）だけでなく、SMSの送受信が可能になりました。

　またiOS 8と同様にボイスメッセージやビデオメッセージを簡単に送受信が可能に。

　他にもグループ機能が追加。参加、退会の管理はもちろん期限付きグループなどの作成もできます。

　まだYosemiteは発表されたばかり、本日よりデベロッパー向けβの提供が開始、夏から一般向けβ、秋に正式公開の予定です。今後も新機能や変更がある際は解説していきます！

参考：Apple – OS X Yosemite – Overview

	ライター
	イマ＆ムラ
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