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Appleは「Air」という一言でユーザーに魔法をかけた!期待をかき立てた新製品発表会
2013/10/24 12:13
スペシャルイベントで発表された、iPad AirとiPad mini Retinaディスプレイモデル。この名前を聞いて、ワクワクする気持ちと同時に「あれ?どっかで聞いた事がある…」という既視感に襲われました。
それはさかのぼること、今年の6月。秋にも発売されるという「新型iPhone」の様々なウワサが業界を駆け巡っているころ。
Topeka CapitalのアナリストBrian White氏が、廉価版iPhoneの名称を「iPhone mini」または「iPhone Air」になるだろうと予測していました。結果はご存知の通り「iPhone 5c」になるわけですが、この予想はそのまま今回の新型iPadで復活することとなります。
今回のiPad Airは、事前のリークによって性能面もハード変更点もほぼ分かっていました。それでもイベントに釘付けになったのは、どのサイトも予想記事を出さなかった「Air」という名前に強烈なインパクトを覚えたからに他なりません。
もちろん端末のスペックは素晴らしいの一言です。しかし、それ以上に「iPad Air」というワードで、ユーザーに「バージョンアップに留まらない新しさ」を感じさせる魔法をかけることに成功したのです。
昨今のApple製品は、その発表を待たずして情報が先に流れることが多々あります。発表会はそのウワサの確認の場にすぎず、ユーザーはいつしか興奮を忘れがちになっていきました。
しかし今回、名称だけとはいえAppleが発表会まで”機密保持”できたことには驚きを隠せません。
「発表会直前に名称を変更した」か、「情報をコントロールできた」かのいずれか。もしAppleが後者を成し遂げられたなら、今後の新製品発表会でも「斬新な驚き体験」を期待できるというものですね!
⇒ Apple:iPad Air