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iOS 13.5ではFace IDでマスクを認識して、すぐにパスワード認証画面の表示が可能に
2020/05/02 07:30
現在、開発者向けにベータ版がリリースされているiOS 13.5 beta 3では、Face IDでマスクを認識するう機能が追加されているとのことです。
それによると、ユーザーがマスクをしていることを認識することで、顔認証をスキップしてパスコード入力画面をすぐに表示できるようになるとのこと。
As pointed out by @Sonikku_a2, if you’re wearing a mask, iOS 13.5 goes straight to the passcode screen if you try to unlock with Face ID (keypad not shown because iOS hides it in screen recordings) pic.twitter.com/bQCzu5u20p
— Guilherme Rambo (@_inside) April 29, 2020
今の仕様ではマスクをしている場合に、マスクの認識が無いため顔認証が作動し一度エラーを挟んでからその結果としてパスコード入力画面が現れる形になっていますが、この流れがエラーを挟まず最初からパスコード入力画面となりスムーズになります。
もちろん、最近でたばかりのiPhone SE(第2世代)に代表されるTouch IDによる指紋認証よりも手間といえば手間ですが、それでも今よりOS側へもユーザーへも負担が減ることは間違いなさそうです。
AppleはGoogleと共同して新型コロナウイルス対策の技術協力をしたり、モビリティデータを提供したりと積極的に技術展開をしています。今回もあくまでマスクへの対策ということですが、おそらくコロナウイルス関連の趨勢を受けてとみて間違いないでしょう。こういった時勢に併せてOSへの機能を追加するというのはかなり珍しい事例に思えます。