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もう後出しが絶対有利とは言わせない。”攻める”ことが重要な新しいアクティブ戦略バトルゲーム「リーグ・オブ・ワンダーランド」
2019/10/17 18:00
一言で言ってしまうといわゆるクラロワ系ゲームなのですが、多数出てきた同系ゲームの中で今までより更に新しい取り組みにいくつもチャレンジしている意欲作となっています。
基本は上下に別れた2人のプレイヤーが、場にキャラクターを召喚して相手のタワー3つのうち2つを破壊すれば勝ち!という基本的なもの。
しかし、まず大きく他のゲームと違うのはフィールド。横に長く、3つのタワーはほぼ分断された様な配置になっており、何より横画面のため敵との距離が近い!
これによりキャラ同士の激突タイミングはかなり早く、タワーへの攻撃もスピーディーに行われます。
そしてタワーからは兵士キャラであるミニオンが自動で定期的に排出されるのもポイント。
様々なスキルや特徴を持ついわゆる英雄系キャラを召喚して戦わせることができますが、それと同様に重要なのがこのミニオン。
ミニオンはキャラ同士の戦いでは雑魚なのですが、敵タワーに対して突撃を行い大ダメージを与えられるという特徴があります。そのため英雄を使ってミニオンをタワーまで到達させる、がかなり重要なアクションとなります。
もちろん英雄がタワーに到達して自身が攻撃を行うのも有効ですが、ミニオンが最も活躍する場がタワー到達時、というのが重要。
そして英雄が使える必殺技「ドローショット」も大きな特徴です。ドローショットを使えるタイミングもかなり早く、キャラクターによっては召喚してすぐに発動が可能です。
さらに、この「ドローショット」を相手に当てることで「ブレイク」を起こし、相手の「ドローショット」を一定時間封じることができます!
クラロワ系のゲームでは相手が出したキャラに合わせてキャラを後出して召喚する戦法がかなり有効で、まずは召喚ポイントを溜めてから如何にそれを維持して相手の動きに対処する、といった戦い方が基本的なのですが、このゲームはこれらの特徴により、同じにはさせまいという気概を感じます。
その分荒削りなところもある気がしますが、とにかく攻めベースでガンガンゲームが進行するというのが気持ちいですし、横広のマップ形状から全体を見渡して戦力の分断の仕方をリアルタイムで調整していくのは忙しくも緊張感があります。
1バトル2分でカタがつくというのもスピーディなバトルならでは。対戦型の戦略ゲームの 新しい選択肢としてアリな一本です。