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発売直前!「INFOBAR xv」実機レビュー!11年ぶりのガラケーINFOBARはLINEやスマホ音声アシスタント連携も備えたただ懐かしいだけの端末じゃない

2018/11/28 13:29

発売直前!「INFOBAR xv」実機レビュー!11年ぶりのガラケーINFOBARはLINEやスマホ音声アシスタント連携も備えたただ懐かしいだけの端末じゃない

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 遂に明日2018年11月29日(木)発売となる「INFOBAR xv」をKDDI樣より発売前に運良くお借りできたので、実際に諸々触った感想をお送りしたいと思います。

 INFOBARといえばガラケーの中でも群を抜いてデザイン性が高く、当時から人気を博しau携帯の象徴ともいえる存在でした。

 かく言う私も最後に持っていたガラケーは2007年に発売された「INFOBAR 2」でした。丁度スマホへの移行期(当時はiPhoneがまだ日本では発売されていませんでしたが、私はメインをWindows Mobile端末に移行し始めていました)ということもありましたが、それまで1年も経てば変えていた携帯を、数年間はスマホと平行して使っていました。それだけデザイン性が高く、他には代えがたい魅力を持った端末でした

 「INFOBAR xv」は初代発売から15周年を記念したモデル。もちろんデザインは深澤直人氏によるもの。今までのデザインを踏襲しつつ、先進的に進化しています。今回お借りしたカラーは「NASUKON」です。

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 以前のモデルでは実現できなかったフレームレスタイルキーとなっており、見た目に無駄がないだけでなく、キー自体の大きさも確保できるため、小さな本体に対して各ボタンが押しやすくなっています。

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 キーは数字部分がクリア素材で光るようになっています。

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 充電は底面のmicroUSBから。本体右側面にはSIM/microSDスロットとストラップホールもあります。ストラップホールはガラケーならではという感じがしますね。

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 ホーム画面はアナログ時計とよく使われるメニューとシンプル。決定キーを押すと各種詳細メニューが現れます。懐かしいですねこの感じ。

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 壁紙を変えてみようとして面白いことに気が付きました。スマホでもあるライブ壁紙があるのですが、そのラインナップがどこかで見たような…

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 これAndroidの4か5系あたりに搭載されているものと同じですね。

 気になったので端末情報を見てみるとOSバージョンが5.1.1となっていました。このバージョンがAndroidのOSと完全イコールかはわかりませんが、Androidベースである部分が垣間見えました。

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 ただ、Google Playなどは利用できず、完全に専用カスタムされたものになります。あくまで奥底に存在を感じることができるレベル。

 ソフト面の使い勝手としてはガラケーそのままという感じですね。悪い意味ではなく、今では懐かしく感じる人も多いでしょうが、完成された電話/メールメインのスタイルを堅実に使うための形です。

 ただ、完全に昔そのままというわけではなく、今らしく「LINE」や「+メッセージ」にも対応とちゃんとこの形でスマホとコミュニケーションを取れるようになっているのは安心です。

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 また物理キーを持つスタイルの最大の利点の一つはショートカットではないでしょうか。各キー長押しでアプリや機能を呼び出すことができます。自由に入れ替えもできるので、上手く使えばタイル型のメニューにほぼ触れることなく日々の利用ができます。ちなみにデフォルトで「1」にLINEが当てられていました。

カメラも試してみました。最新のスマホと比べると流石に劣りますが、記録用としてはまずまずという感じですね。ちょっと色が出にくいのと、室内に入るとガクッと画質が落ちます。

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 先に本体を見てしまいましたが、外箱も見てみましょう。箱のデザインまで凝っていてカッコいいのですが、かなりずんぐりしています。

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 本体がこれだけ小さいのに何故かというと、このかなり立体的な卓上ホルダのせいでした。このホルダもカッコいいですね。

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 ホルダはINFOBARと最小限の接地でありながらしっかりと保持。上からスッとはめる感じでしっかり充電コネクタに接続してくれます。

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 横向きに回転も可能。置き時計がちゃんと向きに合わせてくれます。インテリアとしても実用的でかっこいい。

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 もう一つの付属品がSIMピンなのですが、これがただのSIMピンではございません。INFOBARのデザインを模しており、しっかりと文字も刻印されています。

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 一部には存在すると言われているSIMピンマニアの方には堪らないアイテムでしょう。

 ちなみにSIMトレーはSIMカードとmicroSDを収納する形になっています。ここらへんはだいたいのAndroidスマホと同じですね。SIMはナノSIMサイズ。

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 そして今らしい特徴がスマホとの連携!Bluetoothでスマホと接続して、音声アシスタントを起動することができます。

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 メニュー > Tool >スマホ音声アシスタントでまずは設定。スマホ側はBluetoothメニューから「KYX31」(KYということは京セラ製ですね)を選択すればOK。

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 一度設定してしまえば、あとは「スマホ音声アシスタント」を起動するとスマホの音声アシスタントが受付状態になります。iPhoneであればSiriが起動、「スマホ音声アシスタント」を起動=「Hey,Siri」と同じなので、INFOBARに話しかけるだけで各種コマンドがiPhone側で実行できます。

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 AndroidであればSiriがGoogle アシスタントとなり同様のことが行なえます。また「スマホ音声アシスタント」はショートカットキーの「2」に最初から振られています。「2」を長押しして話しかけるだけで使えるのでかなり便利。

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 iPhoneでは今年9月にリリースされたiOS 12からSiriショートカットが追加され、様々なアプリの機能を自分の好きな音声フレーズで呼び出せるようになりました。これが「スマホ音声アシスタント」との相性が非常に良くINFOBARに話しかけるだけで今まで以上にiPhoneに色々なことをさせられます。スマホ持ちの二台目端末としてキラーコンテンツといっても良いかもしれません。

 実際に数日使ってみて思ったのはやはり、電池持ちはいいですね。スマホが普及しきった今でも通話用にガラケーを持っておきたいという声はよく聞きます。

 デザイン性も良く機能も十分、スマホが不要な人にはメイン端末としても問題なく、2台目としても魅力的。ガラケー/ガラホも各キャリアから発売はされていますが、ここまで気合の入った端末はなかなか出ないのではないでしょうか。ガラケー/ガラホを求めているのなら確実に”買い”の端末です。

 auオンラインショップでの価格は51,840円(税込)となっています。36回分割で新規・機種変・MNPともに毎月割が450円/月×36回適用され、毎月の機種代は1440円 – 450円 = 990円×36(実質価格35,640円)となります。

 auオンラインショップ

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価格:無料

カテゴリ:ユーティリティ

ライター名

この記事を書いた人

イマ&ムラ

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