2018年1月22日（月）よりファイナルファンタジー30周年を記念した「FINAL FANTASY 30th ANNIVERSARY EXHIBITION 『別れの物語展』」が開催されます。

　本日そのメディア向け内覧会が行われたので、その模様をレポートします！

　テーマは「別れ」ということで、メインの展示は今までのファイナルファンタジーシリーズにおける印象的な別れのシーンが数多く再現されています。

　最大の特徴はこの貸出機のスマートフォンとヘッドフォンによる「音声ARシステム」。展示を見ていくと自分がいる場所を感知してその場にあったナビをしてくれます。

　最初はただの音声による紹介かと思っていたのですが、これが凄かったです。

　システム的にもそうですが、展示と連動したその作品の印象的なシーンの語りが見事で、展示とも相まって思わずその作品のそのシーンを思い出しウルっときてしまいます。

　展示物も様々あり、FF7のクラウドといえば巨大バスターソードですし、圧巻のFF12のジャッジの鎧なども。

　作品によっては当時のコンテなども貴重な資料も展示されています。

　更に各タイトルの別れをテーマにした展示以外に、特別展示も多数。

　まず入って最初のオープニングシアターがかなり豪華。3面をディスプレイにした映像は圧巻で動きこそ無いものの風を使った演出などでかなり盛り上げてくれます。ガイド用のスマホを使ったちょっとした仕掛けもあり、ファイナルファンタジーの世界に導入してくれます。

　会場内ではFF10のティーダとユウナが想いを交わしたマカラーニャの森の様な美しい部屋、FF15のエンディングのその後、主人公であるノクティスとヒロインルナフレーナの幻の結婚式、そしてFF7のエアリスとの出会いの場所など、各作品の思い出深いシーンを体感することができます。

　他にも身近なものでFFのシーンを再現したミニチュア展示などもあります

　会場のカフェではコラボメニューを提供。キャラクターを模したもの、シーンを模したもの、ゲーム内に実際に登場したメニューまでありますよ。

　最後に感想を。

　メインテーマが「別れ」ということで、各作品の別れがピックアップされていましたが、おそらくFFシリーズを遊んできた方からすると展示は無いけど「自分だったら別れといえばあのシーンだ！」ということが多々あると思います。

　実際に私も展示を楽しみながらも「この作品で別れといえばあっちだろ！」みたいなことを思いながら見ていました。で、最後まで一通り見終えてじゃあそれが不満かというとそうではないんですね。

　展示をきっかけに、展示されていないシーンまで思い起こさせてくれる、今回のイベントにはそういう空気があり実際に見たもの以上にFFの思い出を掘り起こしてくれました。

　またそれだけファイナルファンタジーというシリーズにそもそもの力がある証拠だとも思います。

　私たちはこの30年間数多くのファイナルファンタジーという作品自体とクリアする度に別れて、また新しい作品と出会ってきました。

　常に最新の技術や演出を試みてきたFINAL FANTASYが今後どうなっていくのか、また新しい別れと出会いを楽しみにしたいですね。

　「FINAL FANTASY 30th ANNIVERSARY EXHIBITION 『別れの物語展』」は森アーツセンターギャラリーにて2018年1月22日から2月28日まで開催されています。

　FINAL FANTASY 30th ANNIVERSARY EXHIBITION 『別れの物語展』 | SQUARE ENIX

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イマ＆ムラ

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