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【追記:復旧】App Storeのランキングに異変、多数の有名アプリが消える。集計方法の変更か不具合なのかなど原因は不明
2018/01/14 20:18
2018年1月14日(日)本日早朝より、App Storeのランキングがごっそり入れ替わるという事態が起きています。
朝5時時点では先日からの流れの上にあった内容が、その後一気に変更。わかりやすい例でいうと数年単位でずっとランキング上位にい続けきた「LINE」「Instagram」「Google マップ」といったツール系アプリを始め「パズル&ドラゴンズ」「モンスターストライク」「Fate/Ground Order」といったゲームアプリも軒並み姿を消しています。
これらのアプリはApp Storeから削除されたわけではなく、あくまでランキングからの除外となっています。
消えたのは定番のアプリだけでなく、最近リリースされてまっとうにランキングを上げてきたアプリも消えています。そのため、単に古いアプリを除外した、というのとは違うようです。
ランキングもアプリ・ゲームの総合を始めとした各ジャンル別ランキング、iOS 11以降だと無くなってしまいましたがセールスランキングでも同じ内容が適用されています。
消えたアプリの共通項については、先日Appleがソーシャルゲームなどの個別確率表示について行うよう言及しており、それに則していないアプリが消されたとの見解もありますが、ゲーム以外にも適用されていることに説明がつかず、ゲームでも確率表示をしているにも関わらずランキングから姿を消しているアプリも多数あること、そもそもガチャを搭載していないアプリも消えているのであてはまりません。
考えられるのはやはり「集計方法が変わった」か「何かしらの不具合」が挙げられますが、いずれも確証に至るデータやAppleからの発表も無いため現時点ではなんとも言えません。
このランキングはAppleが規定しているもので、条件はある程度の予測はついていましたが、そもそも期間別のダウンロード数なのか、アクティブ数なのかなど細かいルールといったものは明言されていません。そのため、Appleが自由に設定できるといえば設定できるものになっています。
では現時点でランキングを見た時にこれがユーザーに使われてたり遊ばれているまっとうなランキングかと言われると、あくまで私見ではありますがかなり違うなと感じる内容になっており、集計方法が変わったのだとしたらタイミングの問題で一時的に変な順位になっているのか、そもそも集計方法がダメなんじゃないかと思わざるをえません。
確証はありませんが個人的な見解では、データが数日巻き戻ったうえに集計方法が変更されている(手違いも含め)、というあわせ技になっている気がします。
できれば不具合であって欲しいと思うと同時に、不具合であれば早急に修正してほしいと思います。
App Storeのランキングについてはかなり以前から議論もされており、その適切な内容については全ての人が正しいと思える答えは出ていませんが、せっかくなのでこれを機にまた少し機能が正しい方向に前進してほしいと思います。
【20:09追記】
ランキングが修正されたことが確認できました。
上述もしておりますが、改めて今回のランキング変動はガチャ課金に関する表記によるペナルティなどではなく、おそらく単にAppleの設定ミスだと思われます。
また今回の現象について、アプリの開発者さまよりネット上で噂になっている複数の原因に対してご意見を頂いたので、それについても追記いたします。
誤情報①:確率表記のApp Storeガイドラインが昨日改定された
→既に二ヶ月前に改定されており、開発者には周知済み。日本だけでなく世界中で現象は発生している。
誤情報②:ランキング操作やステマレビューしているアプリがランキングから除外された
→リワード広告への出稿やレビューを投稿の買収を行ったことのないアプリも除外されている。
誤情報③:最近アップデートしたアプリはランキングに残っている
→一昨日アップデートしたアプリも除外されている。
ガチャというワードは状況によってはネガティブなものと捉えられ、こういったことが起きた際に批判の標的にされやすいですが、今回に関しては全く無関係でした。急な変化に不安になったりするのもわかりますが、きちんと状況を自分の目で見極め、情報を精査して事にあたりたいですね。
【追記おわり】