カテゴリ ゲーム-アクション
ひたすら逃げ続ける事がメインだからこそリアル。襲い来るゾンビを蹴散らして走り続ける「Into the Dead 2」レビュー
2017/10/22 16:37
もし本当にゾンビに襲われたらどうなるでしょうか。能動的にゾンビを掃討できるでしょうか、洋館の謎を解いたり、大企業の裏のバイオテロの秘密を暴いたりできるでしょうか。
たぶん無理。出来るとしたらとにかく逃げることくらい。銃を手にしても弾数に制約はあるでしょうし、先がわからない状態で乱発もできそうにありません。そんなある意味最もリアルなゾンビゲームです。
基本は一人称視点で自動的に前進するので、画面左側を指でなぞって左右に舵を取りながら避けていくだけ。
左右の移動はそこまで機敏にはできません、基本的に走るコースは決まっており、そのなかで緩やかに左右の位置を修正する感じ。
この動きが機敏でない、というのがなかなかのミソで、ゾンビが襲ってきた際に急には避けられません。前方をくまなく見てどちらに避ければいいのか、避けた先に次のゾンビがいやしまいかを常に見る必要があります。
そしてもちろん銃を撃つことも可能!なんですが、なにせ最初は弾数制限がかなりキツい。
頻繁にバンバン撃つことはできません。途中煙が上って明かりが点いているところを通貨すると弾薬が補給できるのですが、それでも何でもかんでも撃てるほどにはなりません。
あくまでゲームのメインは走って逃げる、基本的にはそのための補助となっていてそれがまた緊張感を盛り上げてくれます。
ちなみに正面からゾンビにぶつかると一発アウト。食い殺されて終了。これもまた潔い。
ステージ形式になっており、規定の距離を無事に走り抜ければクリア。合間にストーリーが進んで行きます。
ステージ進行にはステージ毎の各種条件を一定数達成する必要があります。
これも上手くできていて、基本は逃げるだけで各ステージはクリアできるのですが、途中から先のステージをアンロックするにはちょっと多めにゾンビを殺さないといけなかったりします。
またメインのストーリーモード以外に死ぬまでにどれだけゾンビをぶっ殺せるかというモードも。
ただし、このモードでも弾数の制約はあるため、補給ポイントを上手く活用しながら一発で多く仕留められるタイミングを見極めて放つ必要があります。
普通にプレイしているだけなら逃げる事が基本ですが、課金して強い武器を入手すれば違うゲームではと思うほど無双できたり、通常プレイでも途中でチェーンソーなどレア武器を手に入れれば一時的にその感覚を味わえたりもします。
もしゾンビがいっぱい現れたら、という感覚としてはかなりリアルなゲームであり、リアルでありながらもちゃんとゲーム性も持ち合わせている、そんな作品です。