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加速によるGやクラッシュによる衝撃がまるで画面越し伝わってくるような超ハイスピードレースアクション「BARRIER X」レビュー
2017/10/15 16:56
結構ゲームをやってきた人間でさえコース変更の際に横に体を傾けてしまい、加速の際にはGにより顔面の皮膚が引っ張られているような、クラッシュの際は思わず目をつぶってしまうような、そんな感覚が味わえる超ハイスピードのアクションゲームです。
プレイヤーは画面左右をタップして、左か右にコースを移動するだけ。前方から壁が迫ってくるのでひたすらそれを避け続けます。
ゲームとしてはひたすら避けるだけなんですが、とにかく速度感が尋常じゃない。
左右に避けると自機があるラインが画面の中心に移り、基本的には無限にコース移動が可能です。
まずは30秒耐えたら次のクラスが解放、となっているように初見で即死は必至。さらに、ただでさえかなりのスピードなのに15秒毎にさらに加速していきます。
コツとしては、壁が迫ってくるラインは近づくにつれ床が赤く染まっていきます。なので、前方を見るというより、床の状態を把握して色のついていない床のラインに移動する、という感じで操作すると長く走行できます。
ゲームモードは複数ありますが、基本は同じで走行して壁にぶつかっても大丈夫な緑のラインが登場したりと、追加要素が増えていく形になります。
とにかくこのゲームが優れているのが画面の演出です。F1の車に設置されているカメラの映像の様な画面のブレ、左右にライン移動するときの画面の傾き加減や自機の動きのゆらぎ、それらがさらに強化された加速時の疾走感、クラッシュした時の衝撃感などとにかく如何に速度を感じられるかに特化しまくっています。
ゲーム性もオブジェクトもシンプルなのですが、動きとしての演出が素晴らしいおかげで安っぽさはなく、むしろそのシンプルな感じがSFっぽさも与えてくれています。
即死系ですが集中力が勝負のゲームなので、ちょっとした時間でも満足感の高いゲームです。