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iOS 11でiPhoneのNFC読み取り/書き込みが可能に。NFCタグの読み書きを試してみる
2017/09/20 17:53
2017年9月20日(水)本日リリースされたiOS 11でiPhone 7/7 PlusでもNFCタグの読み取り、書き込みが可能となっています。
読み取り、書き込みにはその機能を搭載したアプリが必要で、現時点ではホーム画面や他のアプリを起動中にNFCタグを読み込ませて指定のアプリを起動といった動きはできない模様です。
NFCタグの読み書き対応のアプリは少しですがいくつか出ている中でこれを使ってみました。
起動直後は読み込み画面がメインになっているので、タグにiPhoneをかざして「Scan」ボタンを押せばOK。
読み込んだタグにはURLが記録されていたので、そのページが開きました。
タグに書き込まれたURLの読み込みは非常にスムーズで問題なしという感じです。
今度は書き込みについて。画面左上、三本線アイコンから機能の切り替えが可能。「Write」で書き込み画面に遷移できます。
ここで本来「+Add」ボタンを押し、書き込みたい種類と内容を設定すれば空タグへの書き込みが可能なはずなのですが、今回はできませんでした。
iOS 11の問題なのか、タグの問題なのか、アプリの問題なのか現時点でちょっとわからなかなったのですが、挙動としてはここで書き込みを行うことで、その後そのタグを読み込んだ時に指定のアクションを起こすようにできます。
タグに書き込める内容は「URL(読み込み時にブラウザが起動)」「Email(送り先アドレス、タイトル、本文を指定可能)」「SMS(送り先番号、本文の指定が可能)」「電話(番号指定が可能)」「Text(読み込み時に書き込んだ内容を表示)」となっています。
NFCタグの書き込みには書き込んだアプリでしか読み込めないタグと、仕様が共通しており他のアプリやOSデフォルトの機能として読み込めるオープンタグの2種類があります。
このアプリで書き込めるのはオープンタグ仕様のもののみとなっており、おそらくiPhoneのNFC機能が現時点でそこまでしか使えないのではないかと思います。
またiPhoneのNFCはオープンタグ且つ使用するアプリの起動中しか読み込みも出来ないため少し使い方としては限定されますが、QRコードと同じような挙動であれば問題なく、物理的なタグを用意すれば誰でも作成して作り変えも自由です。
まだiPhoneではNFCが開放されたばかりですが、今後なにかしら面白い使い方が出てくるかもしれません。