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3千円で買えるiPhone対応の中国メーカーの活動量計の実力は!?「mi band 2」レビュー

2017/08/30 12:05

3千円で買えるiPhone対応の中国メーカーの活動量計の実力は!?「mi band 2」レビュー

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 すみません、中国メーカーと煽り気味に書いてしまいましたが(実際に中国のメーカーではありますが)、今回レビューするのは今やスマートフォンメーカーとしてトップクラスの「Xiaomi(小米:シャオミ)」の活動量計「mi band 2」です。

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 少し前なら中華スマホや中華タブレットなんて言えば、安かろう悪かろうの代名詞みたいな感じでしたが、それも今は昔。中国のメーカーは一気に技術力を上げ、今や世界のトップメーカーとなんら遜色のない製品を次々と出しています。その中でも「Xiaomi(小米:シャオミ)」は屈指のメーカーです。

 「mi band 2」は腕に巻いて歩数や心拍数や運動の履歴などを計測・保存できるいわゆる活動量計。iOS、Android両OSに専用アプリを配信しており、どちらでもデータを連携して使うことができます。そしてなんとお価格約3,000円。めっちゃ安い。

 外も内装も安っぽさはありません。

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 本体は取り外し可能なユニット部分とバンドからなり、バンドはサード製含め別売りのものと交換も可能。

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 充電は専用のケーブルで行います。

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 ディスプレイの表示は基本オフで、Apple Watchと同様にセンサーによって手が上がることで表示が可能。

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 表示は時間、歩数、移動距離、消費カロリー、心拍、バッテリー残量を自由に設定、入れ替えができます。

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 本体ユニットにある丸い部分がタッチセンサーになっており、ここを触ることで表示の切り替えが可能。

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 物理ボタンではなく触るだけで反応してくれるセンサーであり、精度も高いです。

 更に睡眠の計測も可能、アプリ側で確認ができます。

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 他にもアプリでは取得した各種データとそれをグラフ化したものを見たり、アクティビティの開始スイッチなどもあります。

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 そして各種アプリの通知もしてくれます。とはいえiPhoneの様に全ての通知の転送はできず、決められたアプリからのみとなります。

 通知が使えるアプリは電話の着信、メール、SMSといった基本機能だけでなく、Twitter、FacebookやInstagram、LINEまで対応しており、なんとPokémon GOだって可能です。

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 ただし、通知は基本的にメッセージ内容などはわからず、アプリのアイコンが出るのみ。SMSだけ送信元のアドレスが確認できる場合があります。

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 アプリからランニングやサイクリングなどのアクティビティログの記録もでき、時間や速度、心拍数の他にスマホ側のGPSを使って移動ルートなどもしっかり記録できます。

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Apple Watchと比較して

 気になるのが他のスマートウォッチや活動量計と比較してコレが良いのか悪いのか、というシンプルなところ。

 やはりiPhone前提で考えるならApple Watchと比較してみたいと思います。

 とはいえ流石にApple Watchと比較すると出来ることは少ないです。まずmi band 2はあくまで決められたアプリの通知が来たことを知らせるだけですが、ご存知の通りApple Watchであればメールの内容やゲームのメッセージなども表示してくれ、通知だけでなく能動的に”機能を使うことができる”のが特徴。

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 ただ、運動の記録などでいえば歩数を初め移動距離や消費カロリーなど遜色ない計測ができます。これはmi band 2はかなり頑張っています。

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 面白いのはmi band 2の心拍測定は基本的には測ろうとした時のみ計測するという仕組みなのですが、アプリでアクティビティをオンにするとその期間だけは定期計測を維持してくれます。これは電池持ちにも配慮した設計だと思われます。

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 そしてその電池の持ちですが、Apple Watch Series 2が頑張って丸2日程度のところ、mi band 2は余裕で10数日は持ちます。

 ざっくりとまとめるとこんな感じ

 ・アプリのインストールなどはできない
 ・通知は一部のアプリが可能でアイコン表示のみ
 ・アクティビティの計測は十分
 ・心拍の計測は通常時は任意のタイミングのみ、アクティビティ時のみ自動計測
 ・睡眠の計測がデフォルトで出来る
 ・バッテリー持ちは10数日から20日程度
 ・IP67防水
 ・軽い・小さい
 ・安い

 もちろん機能の多様さや表示の豊かさといった点に大きな差がある事、そもそもスマートウォッチと活動量計では違う(ただしその線引は明確ではない)ことがありますが、実際に必要とされる機能の中で出来ることを考えるとそこまで大きく差はない気がします。

 また通知や計測だけでなく、天気やSNSの返信などiPhoneでできることの一部を簡易的にでも出来るのはApple Watchの凄いところでもあります。とはいえそういった事ができるのはApple WatchやAndroid WearなどOSレベルでスマートフォンと紐付けられる一部の高機能スマートウォッチのみでもあります。

 単純比較して機能差があるとはいっても、実際にApple Watchの機能全てが全てのユーザーに必要だったり、使いこなせているかというとそうではないと思います。そういった点でmi band 2の機能は比較すれば少ないけれど必要十分な機能な機能をしっかりカバーできています。

 mi band 2は活動量計としてちゃんと機能を備えており、デバイスとしての品質も高く、それでいて価格は相当安いというかなりお買い得な製品だと思います。

 スマートウォッチやそれに準ずる活動量計を選ぶ際は自身に必要な機能がApple Watchほど多機能なものが必要なのか、もしそうでなければ何が必要か実際に使うシーンをイメージして考えてみるとよいと思います。そのなかでApple Watchの約1/10の値段でこれだけのモノが手に入るなら十分に買うに値すると思います。

ライター名

この記事を書いた人

イマ&ムラ

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