今夜、日本時間で日が明けての2017年6月6日午前2時よりWWDC 2017が開始されます。その基調講演で何が発表されるか、今までの噂を含め予想を可能性が高いと思われる順にまとめてみました。

ほぼ確実に発表されるOSアップデート系

　iOS 11、macOS 10.13、tvOS 10、watchOS 4、これらのOS系発表はほぼ間違いなくされるでしょう。というより、そもそもWWDCはそれらの発表のための場がメインです。

　ただ、これらのソフトウェアについてはデバイスと違って事前に漏れる情報や噂が多くはありません。iOS 11については黒を基調にしたダークモードの搭載、Appleが買収したWorkflowアプリをベースとした「Automator」アプリの搭載、32bitアプリの動作停止などが行われると言われています。

　Apple Payについては個人間の送金が可能になるといった話もあります。Apple PayについてはAppleが今最も力を入れているサービスでもあるので、具体的な内容が違ったとしても何かしら新機能の発表があるかもしれません。

　他にもカメラにAR機能が搭載されるといった噂もありますが、これらはデバイスが進化しないと使えない可能性があり、新しいiPhoneが発表される9月まで持ち越しになる可能性があります。

Apple TVへのAmazonプライムビデオアプリ提供

　最悪ここから下は全部無しの可能性もありますが、まずはApple TVへのAmazonプライムビデオの提供。

　両社が自社サービスや自社デバイスのユーザーを優先するために、Apple TVにはAmazonのアプリを提供させない、AmazonはApple TVを売らない、というとり方によっては半ば子供じみた関係が続いていましたが、両社が合意したとの話があり、双方がやっと解禁になるといわれています。

　逆に言うと、そういった関係性でのユーザーの増加は双方望めない段階に入ったため踏み切るのではとも捉えられます。

iPad Pro 10.5

　iPad 9.7とiPad 12.9の中間サイズとも言える10.5インチのiPad Proがでると言われてきました。

　確かにiPad Proは昨年の3月に9.7インチが登場したのが最後、一年以上新デバイスの発表がありません。ProではないiPadも2017年3月に5thが出ましたが、Air 2のマイナーアップデートに近いくらいの変化しかなくiPad自体にあまり動きが見られません。ここらで新デバイスというのはタイミングとしてはありえなくない気がします。

　ただ、10.5インチモデルがでるとProシリーズだけで3サイズとなり、ちょっと無駄に展開し過ぎかな、という気がしなくもありません。そうなると、現行モデルのアップグレードになるか、もしくは10.5がでることで現行モデルどちらかがディスコンという可能性もありそうです。

Siriスピーカー

　Siriを搭載すると言われるホームAIスピーカー型デバイス。AmazonがAmazon Echo、GoogleがGoogle Homeとすでに先行して展開しているジャンルだけに、もともとSiriを擁するAppleが参入するというのもうなずける展開ではあります。

　ただ、デバイスの物理的なリークなどはなく、存在がまだあやふやなのか、とりあえず発表はされるものの発売はまだまだ先なのかなど気になる点はあります。

Mac関連

　MacBook Proは昨年10月にTouch Barという大きな変革があったので大きな発表の可能性はかなり少ないかなと思います。

　MacBook 12も含め何かしらアップデートがあるとしても、CPUの強化など内部的な変更くらいではないかと予想されます。またMacBook Airについては終了するのでは、といった噂すらあります。

　iMacはしばらく大きな変化がなく、いつ大きな発表があるとも限りませんが、これについては来年大きな変更があるといった噂があり、今年はまだ鳴りを潜めるのではと思われます。あるとしてもMacBook系と同様内部アップデートくらいかな、という気がします。

　というわけで、ざっくりと噂を振り返りつつまとめてみました。数時間後には真実が明らかになりますが、楽しみに待ちましょう。

この記事を書いた人

イマ＆ムラ

@ima_mura_さんをフォロー