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iPhoneで使えるMastodon(マストドン)主要アプリ4種を比較
2017/04/30 16:50
にわかに盛り上がっているSNS、Mastodon(マストドン)。当たり前ですがiOSアプリも続々と登場しています。
今回はその内の4つ「Mastodon-iOS」「friends.nico」「Amaroq」「Pawoo」を紹介・比較したいと思います。
Mastodon-iOS
一通りの機能が揃っていて使いやすいアプリ。
最も使いやすいのはインスタンスの切り替えが画面上中央のインスタンス名をタップすると一覧が出てきてすぐ切り替えることができるところ
弱点としては日本語に対応していないため各項目が全て英語表示であることや、画面下にあるタブボタンから遷移できる画面でプロフィール画面だけ表示するとタブが消えて、戻るには右上の×ボタンを押すという形になっているところでしょうか。
また、他のアプリと比較した際にお気に入りやブロックしたユーザーなどの一覧を見る術が無い点もちょっと弱いかもしれません。
friends.nico
ニコニコ動画のドワンゴがリリースしたアプリ。今回紹介する中でこの時点で最も高機能なアプリだと思います。
日本の開発会社なので当たり前ですが、日本語対応。複数インスタンスの切り替えや表示可能な項目も多いです。
「Mastodon-iOS」にはない、お気に入り、ブロック、ミュート一覧も見られます。
インスタンスの切り替えはプロフィール画面から右上のボタンタップでも行えますが、画面下タブのプロフィールボタンを長押しでも可能です。
インスタンスの切り替えを比較した際「Mastodon-iOS」と併せてこの2つが双璧となりそうです。
両者切り替えは最短2タップで行うことができますが「Mastodon-iOS」は切り替え後の画面がホームになるのに対し、こちらはプロフィール画面になります。ココらへんがギリギリの差というか好みのわかれるポイントかもしれません。
唯一の弱点はアイコンにGIFアニメを設定しても動かない、という事でしょうか。
Amaroq for Mastodon
今回紹介するなかで一番最初に出たマストドンアプリ。
他のアプリが画面下のタブにローカルと連合が個別に用意されているのに対し、このアプリでは左から二つ目のタブ内で画面右上のボタンでローカルと連合を切り替える形になります。
投稿ボタンがタブ一覧の真ん中に大きくあるのも特徴。
インスタンスの切り替えはちょっと手間がかかり、タブボタン一番右のボタンから「インスタンス一覧」をタップしそこから選択、と他と比較して一歩遅くなります。
プロフィール画面にあるメニューは4アプリの中で最も豊富です。お気に入りやブロック、ミュート一覧に加えてフォローリクエストなどがあり、さらにアプリ設定ではデフォルトの公開設定範囲や通知の設定などを決められます。
マストドンアプリ「Pawoo」
日本最大級のインスタンスpawoo.netを運営もしているpixivが配信するアプリ。
特徴はタイムラインのタブが二重構造になっており、その中でホーム・ローカル・連合を横スワイプで切り替えて見ることができます。
ただし全体的な機能は少なめ、最大の弱点は複数インスタンスに未対応で、お気に入りしたトゥートはプロフィール画面から見られますが、ミュートとブロック一覧は見られません。
しかしこのアプリのみの機能もあります。それが、自分のアカウントURLを共有できること。
他のSNSで共有すれば、すぐにMastodonで繋がることができます。まだユーザーが少ないMastodonでは自分のアカウントを紹介する機会が多いなか、この機能は結構便利です。
あと細かい点ですがこの「Pawoo」と「friends.nico」の2つは通知一覧からフォローバックができません。タップしてアカウントの詳細画面からしか行えないので、他2つのアプリより1タップだけ手間がかかります。
全てのアプリにおいて基本機能は網羅しており、トゥート時の画像の添付やCW、NSFW、公開範囲の設定などは変わらず使うことができます。
またいずれのアプリも通知機能を有しているはずなのですが、全体的に通知されないことがまだ多くあり、比較対象としてませんでした。ここらへんは今後に期待したいところ。
以上ざっくりとした紹介でした。
個人的にはいまのところ複数インスタンスを使ってこそのMastodonだと思うので、その点が優れている「Mastodon-iOS」「friends.nico」がオススメです。ただし人によって使い方は様々1アカウント1インスタンスならそこらへんはこだわる必要はありませんし、使い勝手で選んでいいと思います。
また、いずれのアプリもばんばんアップデートを行い日々進化しているので、色々試してみるのもいいと思います。