カテゴリ ゲーム-カード
カードを引くかカードを使うためのコストをためるか、カードを出す前から選択を迫られるカードゲーム「WAR OF BRAINS」レビュー
2017/03/24 17:30
スマホアプリゲームにおいてカードゲームの隆盛が激しいですが、「WAR OF BRAINS(ウォーブレ)」の特徴はカードを出す際にコスト分消費するメモリの数を自分で管理するのが特徴的で最も悩ましいゲームとなっています。
基本は場にカードを出して相手のカードorプレイヤーを攻撃。プレイヤーのHPを0にすれば勝ちというオーソドックスなルール。
カードには攻撃力と防御力が設定されており、相手カードと戦う際はこの両方の数値が結果に反映されます。
プレイヤーに直接攻撃する際もカードの攻撃力がそのまま反映されるので最大20のHPに対し、一気にカタをつけることも不可能ではありません。
そして最大の特徴がターン開始時に選択する「HAND」と「MEMORY」の二択!開始時にカードを一枚は引けるのですが「HAND」を選ぶと追加でもう一枚ひけて、「MEMORY」を選ぶとカードを出す際に消費するコストの元であるメモリを増やすことができます。
他のゲームだとメモリに当たる値は大体毎ターンごと自動で最大値が増えていきますがウォーブレではそうはいかず「MEMORY」を選択しないと増やすことができません。
逆に「MEMORY」を選ばなければ増えないのでコストの高い強いカードは出すことすらできない状態となります。
なので基本的に序盤は「MEMORY」を選ぶのが常套となります。
それじゃあ「HAND」を選ぶメリットって少なくないかと思いますが、例えばメモリに見合ったコストのカードが手元にでていない場合や、後一枚カードがあった方が形勢を帰らえる、といった場合に自分で選択できるというのは戦略の幅が広がります。
またこれらの仕組みのお陰で、メモリが溜まり切った後半は両者共に「HAND」でカードを一気に引きまくるので殴り合いが加速します。
ココらへんも如何に早く「HAND」体制に移行できるかといったカードを戦わせる以外の駆け引きがでてなかなか熱い展開が繰り広げられます。
他にも、メモリが足りなくても一度だけ無理やりカードを出す「オーバーヒード」といったシステムもあります。
ただしこれも使えるのが一度だけなうえに、その一回のメモリは必要なくても、出したカードのコスト分メモリの最大値が破棄されるという結構リスキーな技でもあるので最後の1手を決める際などに使わないと、あとで何にもできなくなってしまう可能性があります。
じわじわ削っていくのではなく如何に一瞬で相手のHPを大量に削れるか、その為の準備をどう組み立てるかが重要になってきます。前半から後半へのスピード感の上昇具合が凄まじく、スリリングな戦いが楽しめます。
- 総合評価
- デザイン性
- 操作性
- 熱中度
- コスパ
- 加速度
コメント
毎ターン悩ましい選択があるにもかかわらず、後半に向けてしっかり組み立てていかないと一気に逆転もある結構シビアなシステムですが、それが良い緊張感を産んでます。