カテゴリ ゲーム-ロールプレイング
時間を超えて歪んだ歴史を戻すストーリーと手軽さと戦略性に満ちたバトル!プレイ感覚はまるでコンソールゲームそのもの「ワールドチェイン」
2016/09/14 16:17
ストーリーは王道と言えば王道、システムはSEGAの看板タイトル「チェインクロニクル」をベースとして、全体的にベタといえばベタなのですが、なかなか止められない!まさに王道RPGを遊んでいる!という感覚の新作「ワールドチェイン」です!
ストーリーは、過去の歴史が歪んでしまったため、現代に暮らしている主人公たちの暮らす街から人が消え隔離空間になってしまう、それを戻す為に過去にタイムスリップ(本作ではタイムドライブ)して歴史を戻す、といったあるっちゃあある展開。
しかし、このストーリー展開がかなり面白く引きこまれます。最初の物語は戦国時代、単純に戦の勝ち負けが変わったため歴史が歪んだ、程度のものではなく、時代に沿って一つ一つの可能性を探り整合性を合わせていく、という深い展開が繰り広げられます。
一つ一つの章もかなりのボリュームがあるのですが、さらにこの後には他の時代に飛んで…と物語はどんどん広がりつつ、事件の真相に迫っていくことになります。
物語を進めるキャラクターたちも魅力的で、各キャラとはサブストーリーとしてイベントを進めることで親密度を深めることができます。もちろんただ親密になるだけでなくバトルでのステータスアップなどの効果も見込めます。
バトルは画面左から迫ってくる敵を撃退するというもの。チェインクロニクルをベースにしたような形ですが、プレイ感覚は別物。より攻撃的になり、特性の違うキャラをリアルタイムにどう動かすかが勝負を決めます。
そしてパーティメンバー1体人に対して1体「レブナント」というキャラクターを付けることができます。これらは歴史上の偉人たちで、バトル中召喚することが可能。
もちろん召喚したレブナントは通常キャラより強力で、攻撃力アップといったスキルや攻撃スタイルなども変わります。召喚するにはアイテムを必要とし、これらの使うタイミングも悩みどころです。
バトルは全体的にはほぼアクションと言っていい超攻撃的なディフェンスゲームといった感じで、待ちスタイルになりがちだったチェンクロと違いキャラ特性を活かすためにも攻め込んだ方が良く、テンポもかなり良く展開されます。
他にも、一部のレブナントには「英雄覚醒」という強力なスキルが備わっていたり、いわゆる他プレイヤーの助っ人も呼び出せるのは一定時間のみなど、戦略性もなかなか。
アプリ全体のテイストやデザインも秀逸で”ゲームらしい”作りになっているので、見ていて飽きずプレイ感も増します。
遊んでいるとストーリーの展開とバトルのバランス、テンポなどが専用ゲーム機のRPGでプレイしているような感覚に陥るほど。それでいながらスマホアプリらしく、いいタイミングで話数が切られていてストレスなく簡単で且つ止めどきを失う見事な作りになっています。
- 総合評価
- デザイン性
- 操作性
- 熱中度
- コスパ
- 王道さ
コメント
ストーリー展開・テンポやキャラクター性は流石老舗ゲームメーカーという感じで、プラスチェンクロでのスマホゲームシステムが完成されてほぼ無敵の作り