LINE株式会社と同社の100％子会社であるLINEモバイル株式会社が、MVNO型の新しい携帯電話サービス「LINEモバイル」を発表しました。LINEの通話・トークが使い放題で月額500円のプランや面倒な設定が不要な端末なども発表され、限定2万契約の先行申し込みは本日9月5日から受付を開始しています。

　「LINEモバイル」は「コミュニケーションフリー」を謳い、「LINE」をはじめとした対象アプリのデータ通信量をカウントしない「カウントフリー」方式を採用。コミュニケーションにかかるデータ容量を気にしなくて良いだけでなく、対象アプリはデータ容量を使いきっても高速で通信できるのが特長です。

　LINEの通話・トークが使い放題になる「LINEフリープラン」は月額500円から。LINE以外の通信は月間1GBまで使えるので、LINEでの連絡が主体の人ならかなり安い料金でスマートフォンを利用できます。

　「コミュニケーションフリープラン」では「LINE」のほか「Twitter」「Facebook」も使い放題になり、カウントフリー以外の毎月のデータ容量も3GB（月額1,110円）/5GB（月額1,640円）/7GB（月額2,310円）/10GB（月額2,640円）と種類が豊富。

　ライトユーザーからヘビーユーザーまで幅広く活用できそうなプランとなっています。

　また、SIMと併せて購入できるAndroid端末も、低価格な端末から最新防水端末まで8機種を用意。SIMフリーまたはdocomoの端末があればSIMの契約だけすれば今まで使っていた端末が使えます。もちろんiPhoneでも利用可能。

　さらにLINEならではのサービスとして、LINEアカウントを利用したカスタマーサポートが紹介されました。ボタンをタップするだけでデータ通信の残り容量がトークで返ってきたり、余った容量を友達や家族にプレゼントできたりするのは、LINEをよく使う人にはかなり便利な機能と言えそうです。

　このほかに、フィルタリングサービスの無償提供、FaceBookやSMS認証なしでのLINEアカウント作成やLINE Payでの料金支払いやLINEポイントとの連携なども発表されました。

　現在はスマートフォン利用の核となるコミュニケーションアプリを中心にした料金体系ですが、今後は「LINE MUSIC」などのカウントフリー対象アプリを増やし、バージョンアップを測っていくとのことでした。

　今までスマートフォンを持っていなかった人だけではなく、各種コミュニケーションアプリでデータ容量がいっぱいになってしまう人も料金が安く抑えられるサービスになりそうです。なお、初回販売は先着2万契約となっていますが、本販売開始は10月1日予定だそうです。スマートフォンの買い替えやMNPを考えている人もチェックしておきましょう。