カテゴリ ゲーム-シミュレーション
進め!戦え!運に任せない超思考型スゴロク風RPG「エラキス」
2016/08/08 17:50
ゴールを目指してボードを進みつつ、途中に現れる敵と戦うスゴロクとRPGが融合したようなゲームです。
特徴は使用するカード自体に進むコマ数と攻撃方法がセットされているということ。ただ進むだけではなく、敵との位置関係などを考慮し一手一手が戦略的に楽しめるようになっています。
戦闘マップはすごろくそのもの、マス目で分かれておりここを進んでいくのですが、進む数はサイコロといった運要素ではありません。
進めるマスの数は使うキャラによって決まっているので自分の意図したとおりに動かすことができます。そこに敵との戦闘が加わります。
キャラクターには攻撃方法やスキルも決まっています。近距離攻撃タイプであれば進んだその先で目の前の敵に攻撃、遠距離攻撃であれば届く範囲に敵がいれば攻撃した後に進む、という感じで動き方にも違いがあります。
このコマの移動と攻撃が同時に行われるというのがミソ。敵を遠距離から攻撃したいけど持っている数字分は絶対に進んでしまうので否が応でも近づいてしまいますし、最悪通りすぎてしまうこともあります。そのため、一手で移動と攻撃の両方を考えなければならず、この組み合わせが非常に高い戦略性を生んでいます。
使ったキャラクターは次のターンには入れ替わりで補充されるのですが、使わずにターンを経過するとその分攻撃力が上がるので、そこを考慮して使うタイミングを図ればより効果的に攻撃できますよ。
敵にぶつかる前に攻撃を加えられるのがこのゲームの面白いところですが、同じマス目に入った時は別のバトルが発生。敵味方双方が三枚のキャラを選んで、サイコロの出た目の合計値で戦うことになります。
サイコロの形もキャラ毎に決まっているので、ここで使う事も想定に入れてデッキを組む必要があります。
進みながら如何に敵に一方的に攻撃を加えて倒せるかをベースに会敵した時にも勝てるようにデッキを組み、マップでは先の敵の位置を確認しながら最適な数の進行数と攻撃方法両方を考えながら進む、というのが基本の流れになると思います。
進行のテンポがよく、すごろくの様でありながら運要素よりも思考と戦略の要素が高く、自身の力で攻略していく感が楽しめます。
- 総合評価
- デザイン性
- 操作性
- 熱中度
- コスパ
- 思考度
コメント
運の要素は少なく、限られた手で進みながら戦う思考性の強いゲームになっています。それだけに、上手く操作してクリアできた時は快感!