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ファッション性、機能性を持ち合わせた活動量計「Misfit Ray」レビュー!
2016/03/30 20:07
個人的には最もオススメしたい活動量計です。
「Misfit Ray」は過去「Misfit Shine」「Misfit Flash」「Misfit Shine 2」を発売してきたMisfit社の活動量計(アクティビティトラッカー)の最新モデル。
身に付けることで歩数や消費カロリー、睡眠時間と深さなどを自動で記録してくれます。
今までの製品は全て円形で腕時計の様な付け方でしたが(バンドによりクリップ型などにも変更可能)、今回は初めて円筒形状になっています。
これによりファッション性が増し、これ自身がアクセサリー類の様に身につけられること、他のアクセサリーと一緒に付けても違和感が無いこと、またスマートウォッチなどとも同時に装着できるようになりました。
バンドは現在公式で二種類あり、こちらはスポーツバンド。付け方はApple Watchのスポーツバンドと似た形ですが、穴の空いているほうにもう片方を通してから留め具に穴を差し込みます。ピン留めと穴に通す順番が逆ですね。
ちょっと見づらいかもしれませんが、バンドの留め具は一般的な腕時計と同じで、バネが仕込まれた金属ピンで固定されています。外しかたも同じなのでお手入れも簡単です。
Shineシリーズは円形の本体を丸い穴の空いたバンドにはめ込む仕様でしたが、長時間使っているとどうしてもそこからポロリと落ちてしまうことがあり、実際に私が愛用していた初代Shineもバンドの穴が伸びてしまったのか、かなりポロリが頻発するようになったので利用を諦めたことがありました。
Rayではその心配は全くなくなりました。これは最大の進化の一つだといえます。
電池を交換する際は下側のバンドの根本をもって回転させることでサザエの身の様に中身が出てくるので、その中に入れて戻せば完了。
Misfitの活動量計の大きな特徴に防水性能が圧倒的に高いという点があります。他社製品では生活防水や飛沫対応程度のものも多いなか、水深50mまで対応と水に関しては安心して使うことができます。
本体には一箇所だけLEDを搭載。iPhone/Androidアプリと同期する際などアクション時に光ります。紛失時にアプリ側から光らせることも可能です。
アプリを立ち上げ時に自動で同期されるので、特に操作は不要で運動や睡眠の記録が確認できます。
運動の記録はアプリ側から手動で追加・調整も可能です。
また活動量計の記録アプリとは別に「Misfit Link」というアプリを使うと、Ray本体をトリプルタップした際にiPhoneの音楽を再生・停止する、カメラのシャッターを切るといったアクションを割り当てることもできます。
あくまで割り当てられるのがワンアクションなのでちょっとしたオマケ機能ですが、よく使う動作を割り当てておくと意外と便利です。
使用感
■装着感
とにかく軽い!そして意外と邪魔にならない!というのが装着感としての感想です。
軽さは付けてすぐ分かるのでいいですが、Shineシリーズは薄型でつけていても腕からの出っ張りがなく、普段も睡眠時も邪魔にならなかったのですが、Rayではその点が少し心配でした。が、実際に付けてみると全く気にならず心配は杞憂でした。同型の製品ではJawbone up2/3とほぼおなじ位のサイズ感だと思います。
■活動量計として
機能としては睡眠の計測が自動、そして何より正確というのもポイントが高いです。運動部分に関しては歩数などは確かめる術が難しいですが、少なくとも運動時間については正確に計測してくれます。
もっと細かくデータを取れる活動量計もありますが、基本的にただ付けているだけで正確にある程度必要なデータを集めてくれるという手軽さは十分です。
また、電池の持ちも3〜4ヶ月程度はもちます。ボタン電池なので充電は不要、切れた際も変えればすぐに使えます。これも他競合製品のほとんどは充電式で最短で数日、長くても一週間程度で充電をしなければいけないのでかなりの優位点です。
ただし、残念な点もあります。
それは期待していたApple Watchとの同時装着です。上述の写真の様に不可能では無いのですが、Apple Watchが四角いため、思いっきり面でぶつかってしまい傷がかなりつきそうなのです。それを気にしないというのであればナシではないのですが。
またShine、Flashでは円形に並んだLEDを光らせることで簡易的な時計機能があったのですが、RayではLEDが一つなのでそれがなくなったのも地味に残念ではあります。
と、残念な部分に関してはShine利用者でそこからの進化や、かなり個人的な期待の部分なので、一般的な活動量計としての満足度はそうとう高いと思います。
Misfit Rayは日本ではまだ正式に発売されていませんが、米公式サイトで注文して発送先に日本の住所を指定すれば普通に送ってくれます。99ドル+送料19ドルだったので日本円に換算して1万3千円ちょっと。米価格ではShine 2と同じで、Shine 2は国内正式価格が1万3千円強なので後に日本で発売されたとしてもロスは殆どないと思います。
※2016年5月13日追記
日本でも2016年5月27日より発売となりました!
デバイスとしての完成度が高く、トラッカーとしても優秀。かなりオススメですよ!
参考:Misfit Ray | Fitness and Sleep Monitor