2016年3月21日（日本時間22日2時）、Appleはスペシャルイベントにて「9.7インチiPad Pro」を正式に発表しました。

　サイズも価格もビッグだったiPad Proでしたが、従来のiPadシリーズと同じサイズになって登場です！しかも大きいProより優れた部分もありますよ…！

　プロセッサ：A9X、M9
　ディスプレイ：Retinaディスプレイ、2,048 x 1,536ピクセル解像度、264ppi
　ストレージ：32GB、128GB、256GB
　背面カメラ：1,200万画素、Live Photos、4Kビデオ撮影、対応
　前面カメラ：500万画素
　カラー：スペースグレイ、シルバー、ゴールド、ローズゴールド
　価格：Wi-Fi　32GB 66,800円、128GB 84,800円、256GB 102,800円
　　　　Wi-Fi + Cellular　32GB 82,800円、128GB 100,800円、256GB 118,800円

　昨年、Apple PencilやSmart Keyboardなどを引っさげて過去最強のiPadとして登場したProでしたが、今回の9.7インチモデルはただ小さくし、iPad Airシリーズと同じサイズになっただけでなく、12インチの初代Proよりすでに上回っている部分が数点あります。

9.7インチiPad Proが12インチより優れる部分

　■True Toneディスプレイ
　これは全Apple製品を通しても完全に新機能で、環境光センサーを使い周囲の色温度に合わせてディスプレイの色と明度を自動調節するというもの。

　■カメラ
　12インチiPad Proが背面F値2.4 800万画素・前面120万画素に対し9.7インチは背面F値2.2 1,200万画素・前面500万画素となり、動画も4K撮影対応とiPhone 6sと同等になっています。またLive PhotosやTrue Toneフラッシュなどにも対応しています。

　■通信
　CellularモデルにおいてLTE-Advancedに対応、最大300Mbpsまで対応と12インチの最大150Mbpsから進化。

唯一と言っていい欠点

　サイズはiPad Airの流れを汲んで、機能面ではiPad Proをさらにブラッシュアップした様な形でiPadの集大成とも言える本機ですが、唯一欠点があります。

　それがカメラの出っ張り。

　iPhoneでは6以降出現、iPadでは一度も無かったカメラの出っ張りでしたが、ここに来てiPadにも出てしまいました。カメラ性能がiPhone 6sと同等ということもあり、薄型への対応が難しかったのかもしれません。

　Apple Pencilに対応したことでお絵かきやノートとしての機能がアップしたのに対し、机などに置いて書く際にカメラリングが当たる・それによりガタつくなどの弊害が出そうで残念と言わざるを得ません。カメラの出っ張りを打ち消すケースは必須アイテムと思われます。

参考：iPad Pro – 仕様 – Apple（日本）

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イマ＆ムラ

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