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小さなマップに詰め込まれた緊張感!戦術と運が交錯する超本格ボードゲーム「ダイスの神」
2016/02/05 18:07
iPhoneでここまで本格的なボードゲームができるとは思っても見ませんでした。さらに本格的なだけでなくちゃんとiPhoneらしく手軽に、且つ戦略性があるゲームとなっています!
サイコロを振ってその数だけ移動、移動先の都市が自分のものとなり、そこに他の人が止まると通行料を徴収できます。
お金が無くなった人は破産となりゲームオーバー、最後の1人が勝利となります。
サイコロを振る際にはゲージが表示され、どこで指を離すかである程度進む先を絞り込む事が可能です。
以上をベースとして、大事なのがスキルカード。サイコロを振る前に様々な効果を発揮するスキルを発動させることができます。指定したキャラ(自分を含む)を強制的に移動させるものや、次のダイスが絶対にゾロ目になるものなど。
スキルカードのデッキは開始時に持っておける3枚は固定できます、あとはターン経過後にデッキの中からランダムで選択されるので、序盤で有効なカードを固定枠に入れて、後半で活用できるカードをランダム枠に入れるのが得策です。
カードは相当の種類があるので、何度もプレイして効果が高いものはもちろんですが自分に合ったものをセットするのが重要です。
もう一つ大事なのが、特殊マス。プレイヤー同士がコイン当てゲームをするマス、止まると強制的に税金を徴収されるマス、数ターン動きを封じられるマスなどなど。
特殊マスはマップによっても異なる場所がありますよ。
なんといってもこのゲームはマップのサイズが絶妙です。1画面に納まるサイズでありながら、配置や特殊マスの数が絶妙で、イベントが頻繁に起こります。
だからといって、イベントでの一発逆転ばっかりになるかというとそうでもなく、序盤でコツコツ自マスを増やしていくことで後半にそれがしっかり活きてきます。
前半は空きマスも多いのでそこまで通行料も発生しません、しかし後半に行くに連れて常に誰かしらのマスに当たる可能性が増し、そこまでに如何に通行料を上げておけるかが効いてきます。最初は固定のスキルカードで上手く立ち回り、後半の慎重になってくる時に向けて準備を出来るかが勝利へのカギです。
ボードゲームなので運の影響もありますが、ただ運の善し悪しだけで勝負が決まることはなく、ちゃんとプレイヤーが思考したことが結果になるという見事なゲームです。
- 総合評価
- デザイン性
- 操作性
- 熱中度
- コスパ
- 完成度
コメント
対人戦がメインなので、中断が難しいということはありますが、それ以外は文句なしに本気のボードゲームが楽しめます。