突然ですが、みなさんのiPhone 5の電池持ちはいかがですか。ネット上では、バッテリーを少しでも長く持たせる方法がたくさん紹介されていますよね！でも正直、全部試してみても「変わっているような変わってないような…」って感じじゃありません？筆者はそうです。ということで、今回は2人のモデルを用意して同じ環境下に置き、バッテリーの消費量を比較してみました。

※キャリアはともにKDDIです。

■ 検証スタート

同じ時刻に充電し、同じ時刻にスタート。

▲同じ100％からスタート！

　メールの通信回数、Safariでのページ閲覧回数、Twitterの閲覧時間まで全て同じにして検証します。電波による電池の消耗差を避けるため、どこに行くにも2台セットで持ち歩きました。

▲どこでも一緒っ！

▲出木杉くんのiPhone（黒）はまだ100％なのに対して、のび太くんのiPhone（白）はすでに96％。予想よりもかなり早いです。まだ大したこと何もしてないのに…。

　2台を持って、1時間くらい外に出ます。もちろん、2台一緒にポケットの中へ。

▲iPhone 5を2台持っていると周りからジロジロ見られます。

▲会社に戻ってくると、明らかに変化が。出木杉くんのiPhone（黒）は93％なのに対して、のび太くんのiPhone（白）は81％。Wi-Fiを探すのが結構電力を消費するのでしょうか。

　ここでしばらく放置してから、最後に同じゲームを同じ時間だけプレイしてみました。

▲同じゲームを同じだけプレイ。

　さぁ、開始から3時間あまりでどれだけ差がでたかなー！さっそく比較してみると…

　出木杉くんのiPhone（黒）が77％、のび太くんのiPhone（白）が50％。なんと3時間で27％もの違いが！この差は正直、スタッフでも予想していなかった数値です…。

　ということで、細かな設定がどれだけバッテリーに影響しているかがお分かり頂けたかと思います。では最後に、今回実施した出木杉くんのテクニックをご紹介するので、参考にしてみてください♪

■ 画面の明るさ（重要度：★★）
「設定」→「明るさ/壁紙」から変更することが可能です。画面が明るい方が見やすいのはもちろんなのですが、80％ぐらいでも十分です。

■ Bluetooth（重要度：★）
「設定」→「Bluetooth」から変更することが可能です。実際この項目はそんなに気にする必要はないかと思いますが、使わないときはOFFにしたほうがいいかもしれませんね。

■アプリ通知の設定（重要度：★★）
「設定」→「通知」から変更することが可能です。特に緊急性のあるアプリ（メールやリマインダーなど）以外は、OFFにしておいたほうがいいでしょう。

■位置情報の設定（重要度：★★★）
「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」から変更することが可能です。ONにしている項目は、バックグラウンドで常にGPSを利用している可能性があります。「マップ」などの重要なもの以外はOFFにしましょう。

■LTE（重要度：★）
「設定」→「一般」→「モバイルデータ通信」から変更することが可能です。LTEに関してはONにした方がいいとかOFFにした方がいいとか諸説あるようなので、今回はONに統一しました。

■Wi-Fi（重要度：★★★）
「設定」→「Wi-Fi」から変更することが可能です。Wi-FiをONにすると、外でもWi-Fiを見つけようと探してしまうので、電池の消耗が激しくなります。使わないときはOFFにしましょう。

■iCloudとの同期（重要度：★）
「設定」→「iCloud」から変更することが可能です。今回はあまり関係ありませんが、ONにするとネット上でその項目のバックアップを取るようになり、電池を消耗する恐れがあります。

■Spotlight検索（重要度：★★）
「設定」→「一般」→「Spotlight検索」から変更することが可能です。ONにしている項目が多いほど、バックグラウンドでインデックスを作成するため、電池を消耗します。

■マルチタスキング（重要度：★★★）
iPhoneアプリは、ホームボタンをタップしただけでは閉じません。ホームボタンをダブルタップして現在起動中のアプリを一覧表示し（マルチタスキングトレイといいます）、使わないアプリは長押しして「−」アイコンを押すことで閉じることができます。