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これが未来のシューズ。iPhoneから操作して締め付けを調整できる「Nike Adapt BB 2.0」を買ってみた
2020/09/22 07:00

映画「バック・トゥ・ザ・フューチャーⅡ」で登場した自動調整シューズといえばご存知の方もいらっしゃると思います。
映画の中ではブランドがNikeのもので、もちろん映画公開当時は実在してしていないものなのですが、劇中の年である2015年に映画を受けて実際にNikeが発売を開始、その後数回に渡るアップグレードの後に一般販売されているのがこの「Nike Adapt BB 2.0」です。

簡単に言うと、リアルに登場した自動調節シューズです。で、なぜこのミートアイでご紹介するかというと、単なる趣味iPhone/Apple Watchアプリから操作できるからです。
とその前にまずは外観から見ていきましょう。
最大の特徴である自動調節のため、手動で結ぶ靴紐はありません。従来の靴の紐の部分には調節のためのモーターに接続されているワイヤーが巡らさせれています。


かかと側から。

底面。めちゃくちゃシンプルです。

同梱品として、靴とは思えない充電器が。電源に接続してシューズを上に置くだけで充電できるワイヤレス充電マットです。

ちなみにマットの端子はUSB-C。ちゃんと新しいです。

そして、特徴的なのが底部中心にあるライト。ただ光る箇所というわけではなく、ボタンになっており、ここを押すことで靴単体で締め付けを調整することができます。

単体でも出来ますが、基本的にはアプリを使ってシューズの調整は行います。使用するのは名前もそのまんまの「Nike Adapt」アプリ。
アプリを起動すると、Nikeのアカウントでログイン後シューズと接続します。

接続方法はシューズのボタンを長押しして近くにあればOK。Bluetoothのワイヤレスイヤホンなどと同じ感覚で大丈夫です。

そしてお待ちかね、締付けを調整します。左右それぞれ調節可能で、アプリの「L」「R」を上下するだけでOK。


上げればきつくなり、下に下げればゆるくなります。
また、自分に合った締め付けをセットしておいて、ボタン一つでその状態にすることもできます。
毎日の使用で都度個別調整は面倒なので、基本的にはセットを作っておいて履いたらボタン一つでその状態に、というのが普段の使い方になると思います。
そして、Siriショートカットにも対応。アプリがプリセットを用意してくれているのですぐにショートカットを追加できます。

「Hey,Siri」「シューズを脱ぐ」といった声だけで操作することも可能。
さらにApple Watchにもアプリが対応しているので、手元だけで普段の操作を完結することもできます。

もちろんアプリからシューズのバッテリー残量の確認も可能。

どうでしょう。かなり未来です。
正直まだモーター音も若干大きいかなとは思うのですが、外で頻繁に靴を脱ぎ着しなければ自宅の玄関でしか気になりませんし、単純にヒモがほどけるということが無いのも新しい安心感を生んでくれました。もし緩んだと感じても、しゃがんでヒモを直す必要はありません。手元で調節ができます。
ちなみに、靴の履き心地ですが、これもかなり良かったです。持った感じは流石に少し他と比較すると重いかなと思いましたが、履いた感じでは負荷がかかるようなことはなく、ソールの地面への反発も心地よく、歩くだけでも前進をアシストするような感じがあり非常に快適です。
そもそもバスケットボールシューズなのスポーツシューズの中でもクッション性、足首のサポート、軽量化などかなり先進的な技術が盛り込まれた分野の靴となっており基本スペックが非常に高いです。
問題はまだ若干値が張る(¥38,500(税込))という点がありますが、2015年に初めて発表されたときはもっと高価でした(しかも抽選販売)。
すでに何代か世代を経ることで価格も下がってきているので、今後もっと一般的になればさらに値段が下がることも期待できます。
ちょっと未来だったシューズ、試してみてはいかがでしょうか。なかなか快適ですよ。
【NIKE公式】ナイキ アダプト BB 2.0 バスケットボールシューズ
















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