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AppleがApp Storeから個人開発者によるカジノカテゴリやギャンブル性を持つと判断したアプリを一斉リジェクト
2018/08/09 14:25
2018年8月9日(木)本日、朝からAppleが個人開発者によるカジノカテゴリ、及びギャンブル性があると判断したアプリを一斉に予告なくApp Storeから削除を行い、開発者界隈で阿鼻叫喚が巻き起こっています。
えwwwちょまwww
— Rissenさん=りっせんさん (@StudioRissen) 2018年8月9日
アップルが個人でギャンブル系のアプリは今後出せないとか言って、iPhoneのパチスロ系や麻雀系のアプリ一斉にリムーブされたんだがwww
【iOS版】本日8月9日朝、AppStoreにおいてギャンブル性があるアプリの一斉削除が予告なく行われました。ReRotationもこれに該当したようで、削除する処置を受けました。今後、公開を再開できるよう対応を行っていきますが、現在の見通しは不透明です。申し訳ございませんがご了承お願いいたします。
— ReRotation@Android配信中 (@ReRotation) 2018年8月9日
基本的な条件としてはアカウントが個人のものであること、カテゴリにカジノを入れていること、ギャンブル性があるとAppleに判断されたもの、というのが共通のようです。
具体的なジャンルとしては、パチンコ、スロット、麻雀、ポーカーなどが該当しているようで、中にはそのジャンルでも削除されていないものもある模様。
ただ、Appleが考えるギャンブル性の部分がかなり曖昧なものもあるらしく、いわゆる一般的なガチャに相当する仕組みが入っているだけで判断されたと思われる事例などもあるようです。
数日前にノルウェー政府がAppleにライセンスを持たないギャンブルアプリの削除を要請しており、これが他国および全世界に同じく適用されたのではないかとみられています。
Norway gets Apple to purge gambling-related apps from App Store
基本的に法人アカウントであれば問題ないようなので(中には法人でも適用されている場合もあるようですが)開発者によっては法人化するという手段もありそうです。
また、内容によっては異議申し立てによりすでにストアに復活している事例もあるようなので、まずは異議申し立てを行うのが良さそうです。
中には、単に「カードバトルゲームだけどトランプとかカードを使ったゲームに近い要素もあるし、より広くユーザーに届くようカテゴリにカジノも登録しておこう」程度のイメージでカテゴリを設定していたアプリも問答無用で削除となっている場合もあるようです。
個人的にはギャンブルといっても多種多様で、もし問題とするなら賭博要素がある場合に金銭授受の発生に於いて責任の意味で法人・個人の選別をされる、というのであれば理屈としてわからなくはないのですが、賭博によく使われるシステム・ゲーム=ギャンブルではありません。
主にApp Storeにリリースされている個人開発のカジノジャンルアプリはむしろギャンブルに使われるゲームを賭け事に関係なく単純にゲームとして遊べる様に独立させたものが多く、開発者の収入については他のアプリと同様に広告やプレイ権利の販売で成り立っています。これをギャンブルだとしてしまうのはかなり乱暴な気がします。
どこまでリジェクトされたアプリが復帰できるかは不明ですが、しばらく注目の内容になりそうです。
App Review – サポート – Apple Developer