盤上のコマをグリグリ動かして敵を攻撃するパズルと、様々な視点で三国志を楽しめるストーリーが魅力のゲームです。

　パズルは6×6マス上に敵味方乱れて配置される武将コマを1ターンに1体だけ動かすことができます。コマには各固有の矢印がついていて、これが敵のマスの隣に来れば攻撃となります。

　実際に指で動かすのは1体ですが、コマを動かせることはどれも可能。つまりコマを動かす際に味方のコマを巻き込むようにすることで自軍のコマを移動させることができます。

　この習性を上手く利用して1体を指で動かしながら他のコマも敵に攻撃できる場所に配置するのがバトルの基本となります。

　2方向についている矢印の先両方に敵がいる位置に動かせられれば同時攻撃も可能。如何に配置後の完成形を思い浮かべて素早く動かすかが勝負です。

　武将毎に固有の計略、いわゆるスキルがありポイントとなる士気を消費することで発動できます。

　計略はシンプルに敵にダメージを与えるもの、味方の武将のステータスを上げるもの、攻撃範囲を変更するものなど様々ります。

　計略を使うための士気にも注意点が。三国志らしく、武将毎に所属する国が別れており、パーティを組む際にこれを揃えることで士気の最大値があがります。

　そのため、なるべく同じ国の武将で組むのがオススメ。とはいえ最初は武将も少ないので、無理はせず2国くらいまでで調整してみましょう。

　他にも、攻撃に参加しないコマは自動的に防御になるなど、場面によってはわざと攻撃に参加させないといった戦略も重要となります。

　パズルパートで登場するキャラはでデフォルメされていて可愛くなっていますが、実際のストーリーはがっつり三国志のおっさんたちがリアルに登場します。

　旅の軍師となるプレイヤーは章ごとに国を回るため、1つの国に縛られず色んな視点で三国志を見回ることができます。キャラも立っていてこのストーリーが面白くなかなかハマります。