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iPadキラーの真打ちがついに日本上陸、MicrosoftのSurface 3は最強のタブレットたりえるか

2015/05/19 20:17

iPadキラーの真打ちがついに日本上陸、MicrosoftのSurface 3は最強のタブレットたりえるか

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 iPadキラー、この名目でいくつのタブレットが出てきたでしょうか。iPhoneほど圧倒的ではないとはいえ、なんだかんだで日本国内でのタブレットシェアはiPadが常にリードしてきました。

 しかし、今度こそ真のiPadキラー登場といえるかもしれません。

Microsoftが最新のタブレット「Surface 3」発表

 2015年5月19日(火)日本マイクロソフトが最新のタブレット端末「Surface 3」の国内発売を発表しました。

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 Surface 3の特徴はなんといってもiPadの様にタブレット専用のOSを搭載しているのではなく、フル機能のWindows OSを搭載しているということ。

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 つまり今までのタブレットというPCと別枠のデバイスというより、タッチ操作ができる軽量PCといった方が感覚としてわかりやすいかもしれません。ただ日本マイクロソフト社長の樋口氏は「PCとして使えるのが真のタブレット、それ以外はタブレット未満」と言い切りました。

Surface 3とiPad Air 2を比較

 まずは物理的な部分で比較。

スクリーンショット 2015-05-19 18.22.37

 これについて単純比較で言えばサイズ感や軽さは流石にiPad Air 2が優っています。しかしSurface 3も必要十分なスペックを持っているということもわかります。

 そしてSurfaceが優っている部分として、以下の様な点があります。

・筆圧感知対応の専用ペンによる入力機能
・専用キーボードによる文字入力
・microSDカードによる保存容量の拡張
・ドルビーサウンドステレオスピーカー
・キックスタンド内蔵
・汎用ポート(USB 3.0、ミニディスプレイポート、microUSB充電ポート)配備

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 なにより、やはり前述のとおりフル機能のPC用OSが使えるという点が大きいです。

 OSについては現状iPadを使っていて、「全く不満はない、ゼロだ。」という方には無意味ですが、ほんのすこしでも「パソコンなら○○ができたのに…」と思ったことがあるのであれば、それが解決へと直結します。なんといっても完全にパソコンなので。

 またOfficeも標準搭載、iPadでも無料アプリが登場していますが、やはりここもMicrosoft謹製品ということで互換性やビジネス用途での安心感が違います。

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 ペンやキーボードも別売りではあるので、iPadでもサード製のアイテムで同じ様なことは可能ですが、やはり親和性が格段に違います。

 キーボードは磁石で端子部分が吸着し、つけるだけで利用が可能。ペンも消しゴムボタンの配備や上部ボタンをクリックするとOneNoteが起動するなど、ただのアクセサリに留まらない使い方ができます。

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 ここらへんはiPadも常々求められている機能だと思います。Surfaceが世の中のユーザーの願望をいち早く汲み取った場所といえるかもしれません。

価格

 価格はモデルにより異なりますが、一般向けはLTE対応モデルのみでROM 64GB・RAM 2GBモデルの81,800円から、法人にはWi-Fiのみモデルがあり68,800円、LTE対応モデルが78,800円からとなります。

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 法人モデルはいずれのモデルもRAMは4GBから、Officeが非搭載が特徴です。

 価格については正直高いと感じました。というのも、先行して販売が開始されている米国ではWi-Fiモデル最小構成で499ドルからという価格で販売されており、iPad Air 2と同じとなっています。

 円安の影響も大きいと思いますが、今回国内での一般販売にWi-Fiモデルがないのも一因と言えそうです。発表会でもiPadを引き合いにだしてSurfaceを語るシーンがありましたが、これについてはせっかくなので日本でもWi-Fiモデルを投入し真っ向からぶつかって欲しかったと思います。

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 樋口社長の真のタブレット発言にはかなりの強気を感じましたが、確かにタブレット専用OSというのは未来を考えた時に汎用性が少なく、いずれPC用OSとの統合やどちらかに寄る流れは必然とも思えます。そう考えるとSurfaceは未来を見据えたデバイスといえるのではないでしょうか。

 スペックや数字での比較となると、根幹のOSやアプリが別物なので比較しても明確な差をつけることが難しくありますが、一般的な1ユーザーが「タブレットを一つ選ぶとしたらどちらがが使えるか」で考えるとかなり競った戦いになると思います。

 価格で少し逃げている感はありますが、機能性をみれば納得出来ない数字ではありません。タブレット市場が縮小している中、Surfaceが席巻するのか今後が気になります。

 5月20日(水)より予約開始、6月19日(金)発売です。

参考:Surface 3 タブレット – パフォーマンスと価値の完璧なバランス

ライター名

この記事を書いた人

イマ&ムラ

 

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