「iOS 12」正式発表。AR機能強化で複数ユーザーによる空間の共有が可能、Siriは複数動作を実行するShortcut機能が追加、自分の顔をAnimojiにできるMeMojiなど

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　2018年6月5日（火）本日、WWDC 2018にて正式にiOS 12が発表されました。

AR機能

　iOS 11から力を入れていたAR機能ですがさらに強化。

　純正のメジャーアプリが追加となり、ARを使って縦横高さそれぞれを認識して長さを測れるように。また、平面であればカメラに写しただけで一瞬で長さや面積を図ことが可能。

　ARKit 2.0によりAR空間を複数デバイスで共有できるようになります。複数のユーザーでAR空間にあるオブジェクトを使ったゲームができるようになり、さらに他のユーザーは観戦することも可能

　新しい3Dフォーマット「USDZ」が登場。USDZはアニメ製作スタジオであるPixarが作成したフォーマットUSDを基にした規格。Safariやメッセージアプリなど純正アプリなどから｢Quick Look for AR｣で現実の空間に簡単に3オブジェクトを配置することなどができるようになります。

写真

　写真アプリも進化。検索する際に写っているものや付属する情報を認識してその情報をもとに検索候補などが表示されるようになります。

　あらたな「For You」タブには最近のイベント毎の写真まとめや、写っている友達への共有の提案などをしてくれます。

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Siri

　Siriにもサジェスト機能が追加。ユーザーがiPhoneに保存しているデータを基にSiriがおすすめの行動を提案してくれるように。

　Siri Shortcutは複数の動作をひとまとめにしSiriから実行できるというもの。「鍵をなくした」と言えば、Bluetooth接続の紛失タグのアプリを起動しそこから、タグの鳴動を指示して鳴らす、といった一連の動作を一言で行わせることができるようになります。

　Shortcutは専用のアプリが提供され、自分で動作を組み合わせることが可能。iPhoneから起動することもでき、HomePodやApple WatchなどSiriが使えるデバイスからも指示ができます。

通知や使用時間の制御

　通知を一定時間切ったり、アプリごとの制御がロック画面からできるようになったりと、通知の制御が細かく指定することができるようになります。

　また通知だけでなく、端末自体の使用時間やアプリ毎の使用時間を設定することも。完全な強制ではないので、通知後にそのままアプリや端末を使い続けることは可能です。

　ペアレンタルコントロールとして、親が子供の端末やアプリの使用状態を管理・閲覧することもできます。

新しいAnimoji、そしてMemoji

　Animojiでは舌の検知ができるようになり、おばけ、コアラ、虎、ティラノサウルスが追加。

　さらに自分のアバターを作って動かすことができるMemojiが登場。

FaceTime

　ビデオ通話であるFaceTimeには最大32人まで参加できるグループチャット機能が追加。

　複数ウィンドウが表示され、発言をするとその人のウィンドウが自動的に大きくなる。ビデオにはMemojiやAnimojiを顔にかぶせたり、リアルタイムでフィルタを適用させることも可能。

　あくまでWWDC最初の基調講演の内容のため、このあと複数日に渡って開催されるWWDC内でさらなる情報がでてくると思われます。

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