ついにスマホアプリになったファイアーエムブレム、ユニットを動かして敵と戦う非常にオーソドックスなシミュレーションゲームですが操作性が秀逸で、随所にFEらしさもちりばめられたゲームになっています。
バトルの画面は1画面内の収まるコンパクトなサイズ。見た画面そのまま、これ以上の広がりはありません、非常にシンプル。
ユニットは指でなぞれば動かせます。青いところが移動可能範囲で、赤が攻撃可能範囲。赤い範囲に敵が居た場合、移動の延長線になぞれば攻撃へ。
攻撃は双方が攻撃可能な場所にいれば交代で攻撃をします。
遠距離ユニットは1つ離れたマスの敵に攻撃できますが、逆に隣には攻撃できません。そのため、こちらが遠距離の場合は近距離相手に上手く距離を取り、相手が遠距離の場合は近距離ユニットで攻撃すれば一方的にダメージを与えられます。
敵の攻撃可能範囲はユニットを長押しで赤く表示させることができます。基本的にはこれを見ながら敵の範囲ギリギリに配置して攻め込むようにしましょう。
ただしこの範囲に入らないと全く動かない敵などもいるのであえて防御の高いユニットを踏み込ませて、囮とする必要があったりもします。
そして何より最も重要なのが武器の相性。戦闘画面の右下に常に表示されていますが、赤は緑に強く、緑は青に強く、青は赤に強いとなっています。近接武器は赤が剣、緑が斧、青が槍となっていて、遠距離は無属性の弓や暗器、各色が存在する魔導などがあります。
如何に敵に対して得意な武器のユニットで戦える状況を作るかがこのゲームのキモといっても過言ではありません。得意武器であれば高ダメージを、不得意武器だと全然ダメージを与えられません。
ステージにどの武器の敵が現れるかは一覧画面でわかるので、それに合わせたユニットで出撃しましょう。
その為、相性の合うユニットを育てて用意しておく必要があります。単に武器の種類だけでなく、防御は高いけど1歩ずつしか進めない重装系、地形無視で進めるけど弓に弱い飛行系、3マス移動できる騎馬系など色々な種類があります。
ファイアーエムブレムシリーズといえば、バトル中にHPが0になったユニットは死亡して復帰できないのが基本でしたが、ヒーローズではそのユニットがバトル中に得た経験値が入らないだけで消失しないので安心です。
また過去ステージも何度も挑戦できるので育成も楽々行えます。ここら辺はシビアな本家と違ってアプリらしくライトな作りになっていますね。
シミュレーションゲームとしてオーソドックスな作りですが、ユニットの移動から戦闘までの動きが非常にスムーズで、バトル間のテンポもよくサクサク進みながらもしっかり思考できる楽しみがあります。
コンシューマ機のシミュレーションゲームと比べれば全体的にライトな作りですが、アプリにはこれが丁度よく気軽に且つ程よい思考性で遊べます。
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