シンプルだからこそプレイヤーの腕が試される「シューティングドローンボーイ」レビュー。しっかりと描かれたドット絵と8bitサウンドも魅力

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 懐かしいテイストを出しながら細かに描かれたドットグラフィックが美しく、左右の移動とショットだけというシンプルだけどちょっとした工夫が絶妙な味を生み出しているシューティングゲームです。

シューティングドローンボーイ

価格:無料

カテゴリ:アーケード

 基本は画面下にあるLRボタンで左右移動、Aでショットという超シンプルさ。縦移動は無し、ちょっと面白いのがあくまで左右のドローンがショットをするのでメインとなる人間のプレイヤーキャラは攻撃しないというところ。

 ドローンに当たり判定はなく、攻撃を受けるとダメージを食らうのはあくまでプレイヤーキャラ部分のみ。そのため、敵の攻撃を避けるのはキャラだけど攻撃するは左右のドローンというちょっとしたちぐはぐ感があります。

 これが敵との位置関係を調整するのにちょっと新しい感覚を提供してくれています。

 とはいえ、ショットが飛んでいく軌道にはドローンからラインが出ているので位置合わせもすぐに慣れられます。

 敵を倒してコンボが繋がることでドローンが増えて自動のレーザー攻撃を繰り出すようになり、さらにコンボが続くとレーザーが強化されていきます。

 ちなみにドローンは敵本体とも当たることはなく、グラディウスなどにあるいわゆるオプションとはちょっと違います。敵が地面に着いてしまうとそれもダメージになるので、とにかくショットで敵を倒しましょう。

 また面白い仕組みがライフポイントとショット残数。ライフはもちろん敵の攻撃をうければ減りますし、ショットも残数が尽きれば撃てないのですが、これらが結構すぐ回復します。

 方法としてはライフはハートマークを持った敵を倒すだけ、残弾は敵を倒してコンボを繋げていれば途中手もすぐに補充されますし、尽きたとしてもだいたい2テンポくらいでリロードされます。

 このバランスが絶妙で基本的にガンガン攻める姿勢で遊べますが、無駄なプレイをすると一瞬止まらざるを得ない瞬間がくる、という感じで快適でありながらちゃんと考えてプレイしなければいけないというゲームとして心地よい制限を作り出しています。

 ちなみに左右の壁はなくループ型になっています。個人的にここでちょっと気になったのがループのタイミングというか繋がりの部分が短いため、例えば左端に逃げて避けたと思ったら右端でダメージを受けていた、ということが慣れるまでちょこちょこありました。

 とはいえそれも慣れで解決できる範囲です。

 見た目もシンプルですが細かな部分まで非常に丁寧に描き込まれており、シューティングという忙しないゲームですが動画やスクリーンショットを撮ってじっくり眺めたい良さがあります。

 難易度も4段階用意されており、プレイヤーレベルにあわせて自由に遊べます。全体的にバランスが良く誰にでもオススメできる良作です。

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