現時点で日本で発売されるスマートスピーカーはGoogleの「Google Home」シリーズを始めとするGoogle アシスタントを搭載するタイプ、LINEの「Clova WAVE」、そして「Amazon Echo」を始めとするAmazonのAlexaを搭載するタイプに分かれます。
その中で最後に発売となったAmazon Echoシリーズ、そのうち最も軽量級の「Amazon Echo Dot」を購入しました。
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Google Home miniもそうでしたが、パッケージはかなりコンパクト。
入っている同梱物も最小限の本体と電源アダプタとケーブルのみです。説明書も非常に簡素。
手のひらに丁度乗るサイズ感です。
Google Homeと違うのはハッキリとしたボタンがあるということくらいでしょうか。マイクオフボタンと音量の上下ボタン、アクションボタンがあります。
本体側面から下に回り込むパーツはプラスティック製ですが底面は滑らない素材になっています。
端子は電源用のmicroUSBと、スピーカーなどを接続して出力する用の3.5mmのステレオジャックのみ。
電源を接続した際や何かアクションを起こす際は本体上部縁が光ります。単に光るだけでなく円周上を光が走るような演出や色のパターンもあります。
Google Home miniとのサイズ比較。
セットアップは専用のアプリから行います。これもGoogle Home同様手順に従っていけばOK。基本的にやることは2つ、アカウントの認証とWi-Fiの接続です。
Amazonアカウントとの連携が必須なのでSMSかメールでの認証をします。
Wi-Fiの設定は一度iPhoneのWi-FiをEcho Dotに接続して、そこからWi-FiルーターのSSIDを指定してパスワードを入れる形になります。
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ざっくり言ってしまうと、基本的な使用感はGoogle HomeやClova WAVEとそこまで大きく変わりません。もちろん認証制度などは多少差がありますが、現状Googleとほぼ同等、Clova WAVEが出遅れ気味といった感覚です。
音楽再生やニュース・天気の確認、タイマーの設定、目覚ましなどの使用感はだいたい同じ、話しかけて指示すれば音声で答えてくれます。その中での違いといえば音楽はAmazon Unlimited Musicから再生されるためラインナップが若干ことなる場合があるかもしれないという位でしょうか。
ただし確実に優れている点もあります。
まずはAmazonで買い物ができるということ！「◯◯を買いたい」といった感じで話しかければ同じAmazonアカウントの購入履歴などから最適な物をピックアップして、購入するか確認されます。了解すれば（「はい」や「それでいいよ」など）購入できてしまいます。
また拡張機能である「スキル」が追加できるということ。アプリから追加することができ、音声で操作や検索ができる食べログや乗換案内、初音ミクとおしゃべりできるだけのものから銀行の残高照会なんてものもあります。
実はこのスキル機能、Google Homeでも同等の機能は有しており、しかもあちらは自動で機能が追加されていて声でいつでも呼び出せたりします。
逆に何が使えるのか見た目やアプリなどからわからないのが現時点で若干問題で、本来Googleの方がシームレスで優れているのですが現状Alexaの方がユーザーが自身で選んで追加する、という動作を挟むことで何ができるのかわかりやすくなっています。
今回はAmazon純正のEcho Dotを紹介しましたが、AmazonのAlexaを搭載したスマートスピーカーは今後Amazon意外のメーカーからも続々と出る予定となっています。
同じくGoogleも同社製品以外にGoogle アシスタントを搭載したスマートスピーカーが登場する流れがあり、大手2社では、あくまで自身でデバイスを売ることが目的ではなく、それぞれのAIアシスタントを基軸とした自プラットフォームを使うユーザーを広げる・定着させるというところが争点になっています。
AppleのHomePodが欲しいところですが、今のところ日本ではまだ予定に無く、これで日本国内で予定されていた一通り最小限のスマートスピーカーが出揃いました。今後どういった競争が繰り広げられるのか楽しみです。