液晶画面を持たない異色のウェアラブルデバイス。紫外線ケアが行える「JUNE」を使ってみた

 iPhoneと連携して紫外線量を計測し、最適なアドバイスを教えてくれるウェアラブルデバイス「JUNE」

 男性ユーザー中心のウェアラブルデバイス界において、美容という用途を持つ異色の存在でもあります。

 有名ブランドのデザイナーを起用したデザインや、本革製のバンドなど高いファッション性も注目されているJUNEを実際に使用してみました。

用途に合わせてバンドは2種類

 JUNEには本革とシリコン製の2種類のバンドが同梱されており、汗をかくスポーツ時はシリコン製といったように用途に合わせて使い分けることができます。

 付け替えは本体の裏側にあるクリップ部分で簡単に行えるようになっています。バンド以外にもバックや胸ポケットにも着用できます。

 本革製の高級感は言わずもがなですが、シリコン製も黒の発色が美しく安っぽさは感じません。遠目で見ると本革との違いはあまり感じられません。

 どちらも軽いので装着感は快適ですが、動きまわる時はフィット性の高いシリコン製といったところ。

 2重に巻き付けて装着するスタイルもおしゃれで、フォーマルな場面でも堂々と着けることができます。

 細身のバンドの効果もあって、腕を細く見せる効果も感じられる点は女性にとって嬉しいポイントです。

一度の充電だけで約1ヶ月持つ!

 使用する前に忘れちゃならないのが充電。付属のUSBケーブルでさくっと済ませておきます。

 フル充電には約12時間ほどかかりますが、これで約1ヶ月は持つのだそう!ウェアラブル端末にとって死活問題である、バッテリーの持ちがいいのはかなりの長所ですね。

 また専用アプリ「JUNE」でも簡単な事前準備が必要です。

 簡単な質問に答えて自分の肌タイプを設定します。このタイプで紫外線を一日に浴びてもいい量が変動するそうなので重要な項目です。

 その後は充電を終えたJUNEとiPhoneを、Bluetoothで連携して全ての設定が完了となります。

最適な日焼け止めのSPF数値までアドバイス

 JUNEは本体にセンサーが内蔵されており、そこで受ける太陽光から紫外線量を計測するという仕組み。

 腕に付けておけば自然と日を浴びるため問題ありませんが、ポケットやバッグに入れっぱなしだと正確に計測できないので注意です。

 紫外線は必要以上に浴びてしまうとアラートが表示されますが、アプリを通してこまめにチェックする事も可能です。

 リアルタイムの計測量とそれに対した対策アイテム(日焼け止め・サングラス・帽子)が下部に表示されます。

 

 UV指数は11段階で表示され、円が赤いほど肌への負担が大きいことを示しています。

 この日は晴れているものの、そこまで日差しが強いという感じはしませんでしたがUV指数は6。日焼け止めが必要なレベルだとはJUNEがなければ、感じなかったでしょう。

 日焼け止めはSPFの数値までしっかり教えてくれます。肌の弱い筆者にとって、必要以上に強いSPFの日焼け止めを付けなくてすむという点はとても有難く感じました。

 また位置情報を取得して、現在地の紫外線予報も教えてくれます。予期せぬ日差しに慌てふためいてしまうのはよくあること、予めUV対策が立てておけるのはいいですね。

 日が沈むとJUNEは「ナイトモード」となり、節電モードに切り替わるため、バッテリーに関しても気兼ねすることはありません。今どれくらいか残量が気になる時はアプリの設定画面からも確認できます。

 これまでデザイン面で今一つだったウェアラブルデバイスの中でも、どの服装にも合わせやすいファッション性の高さは群を抜いているJUNE。

 またバッテリーの持ちの良さでも優秀で、決して見た目だけではない性能の良さも感じました。ウェアラブルデバイスに馴染みのない女性にもプレゼントできるアイテムだと思います。

■ JUNE
価格:12,000円 (税別)
カラー:プラチナ・ゴールド・ガンメタル

Netatmo JUNE 紫外線モニター – Apple Store (Japan)

 

この記事を書いた人

sunagimo

@sunagimoginginさんをフォロー

//

 

オリジナルサイトで見る

関連記事

最新記事