番号偽装問題の対策内容が発表された「LINE電話」、iPhoneで使えるのはいつになる?

 LINEアプリから固定電話や携帯電話への格安通話が可能な「LINE電話

 非常に便利なサービスですが、電話番号偽装による不正利用などに対する懸念の声が上がっています。

番号偽装問題の対策

 この問題についてLINEは、3月28日に「LINE電話」の仕組みに関するご説明として公式ブログで記事を公開しました。

 この記事では、番号偽装の可能性として、SMS認証されたSIMカードを他の端末に差し替えてログインした場合、悪意のある他者に携帯電話が渡った場合が挙げられています。

 この時点では、番号の偽装はできても、気付かれずに悪用し続けるのは非常に困難としていて、具体的な対策については公表されませんでした。

 やはり、この説明に対して様々意見があったようで、LINEは4月5日に端末・電話番号確認プロセスを強化することを公式ブログで明らかにしました。

 今後のアップデートで、端末・電話番号認証のプロセスに端末のSIM情報の確認・ネットワーク接続状況の確認・不正使用検知アルゴリズムによる確認が追加されるとのことです。

 このプロセスを全て通過しなければ、非通知として表示されるため、番号の偽装はますます難しくなります。また、現バージョンからLINEアプリをアップデートしない場合も非通知になります。

対策されても非通知という懸念が

 LINE電話から主要3キャリアの携帯電話へ発信した場合、ソフトバンク、auでは発信者番号が通知されますが、ドコモでは「番号非通知」となります。

 不正利用の可能性がある場合、非通知表示の方が安全かもしれません。しかし、対策が行われることが決定された今、ドコモだけ非通知表示になってしまうのは少々不便かもしれません。

 通話料が安くても、電話に出てもらえなければ意味が無いですからね。

iPhoneはいつくるか

 iPhone版のLINE電話は現在「IPHONE COMING SOON」となっています。このままいくと4月中はAndroid版の対応に追われそうな気配ですが、はたしてどうなることか・・・

 格安の通話料や飲食店の予約電話など、便利なのは確かな「LINE電話」。iPhoneで利用できるようになる時には安心して使えるようになっていてほしいですね。

 ⇒ LINE電話

ライター:でこい

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