Samsung、母国ソウルの裁判所にてAppleへの特許訴訟を棄却される

世界中で繰り広げられている、AppleとSamsungの特許訴訟問題。国別の裁判所によって判決はまちまちで、その都度勝者が入れ替わるような状況です。

しかし今回、Samsungのお膝元である韓国のソウル地方裁判所は、同社の「iPhone 4s/5のメッセージング技術に関する特許侵害」の主張を退け、訴えを棄却しました。

母国の裁判での棄却は、Samsungだけでなく世界中で驚く結果となりました。

これは同裁判所がiPhone 4s、5、iPad 2について、Samsungが保有しているショートメッセージの方法やグルーピング機能に関する特許を侵害していないと判断したため。

この結果に対し、Samsungは声明にて「裁判所の決定に失望している」と発言。
「当社の知的財産権を保護するため今後も必要な措置を講じていく」とその姿勢を崩す事はないことを示しました。

一方Apple 韓国の広報担当は、「韓国の裁判所が他国の裁判所と同様に真の革新を支持し、Samsungのばかげた主張を退けたことを嬉しく思う」と述べています。

2社による同様の特許訴訟問題は、世界中の裁判所で今でも争われている事案です。
すでに泥沼化し、終わりの見えないトンネルに入っている感もありますが、ユーザーの求めるものは実にシンプル。「本当にいいものを使いたい」ということだけ。

両社は労力を別のところに費やすのではなく、この声に応えるべく開発に向かい合ってもらいたいものです。

参考:ロイター

 

ライター:なかムー

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