ドコモが新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」を発表。30GBの上限を超えて通信制限がかかっても最大1Mbpsで利用が可能。「月々サポート」「端末購入サポート」「docomo with」などは終了へ

 2019年4月15日(月)、NTTドコモが6月から開始する新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」を発表しました。

 総務省からの指導があった、端末料金の割引と通信料金をセットにしない、いわゆる分離プランとなります。

30GB/月の定額プラン「ギガホ」

 「ギガホ」は30GB/月の定額プランで月6980円。比較対象としては今まで「ウルトラデータLLパック」が30GB/月だったので、単純計算で約1.5割安くなったという計算となります。

 公式サイトでは家族の回線数に応じて割引が適用される「みんなドコモ割」を使い、3回線分適用で従来より3割安くなるとしています。

 料金以外に大きな特徴が、月間利用データ量が30GBを超えると通信制限がかかりますが、従来なら128kbpsだったところが最大1Mbpsで利用することができます。

1〜7GBまでの段階制定額「ギガライト」

 「ギガライト」は使った通信量に応じて段階的に料金が変わるプラン。1GB以下2980円から始まり、1〜3GBで3980円、3〜5GB 4980円、5〜7GB 5980円となります。

 段階制定額は他社でもすでに同様なプランが用意されています。特徴はだいたい同じで、最大7GBだと5980円と「ギガホ」の30GB 6980円に23GBも差があるのに1000円しか違わないということになり、毎月上限まで使うのであれば「ギガホ」にしたほうが通信量も一気に増えてシェアなどもできるのでいいのではという感じになります。

 「ギガライト」では通信制限は今まで通り最大128kbpsとなります。

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その他特徴

 「ギガホ」「ギガライト」ともに今までと同じ2年縛りが基本となります。縛りなしの契約も可能ですが、その場合は1500円/月プラスされる形になります。

 そして今回の新プランに併せて「月々サポート」「端末購入サポート」「docomo with」といった端末料金を割り引くサービスは適用不可となります。

 2台目以降の利用にはいままで「シェア子回線」や「2台目プラス」として割安でデータ容量を分けあって使うことができましたが、それに変わり「データプラス」1000円/月が提供されるようになります。

 セットとなる音声通話は国内通話料は家族間通話が無料で、通常の発信は30秒あたり20円。かけ放題はオプションとして用意され、「5分通話無料オプション」が月額700円、従量金が発生しない完全かけ放題の「かけ放題オプション」が月額1700円となります。

割引

 家族で複数回線使う場合にグループ内の家族・親族の数に応じて、自動的に月額料金を割引する「みんなドコモ割」が提供。2回線なら月額500円割引、3回線以上なら月額1,000円割引が適用されます。

 他にもグループ内で「ドコモ光」の契約が1回線でもあれば、「ファミリー割引」グループ内の全ての「ギガホ」「ギガライト」に対して、月額最大1,000円を割引する「ドコモ光セット割」も提供。

 細かく見ていくと複雑ですが、改めて大きくは定額大容量30GBの「ギガホ」と段階制の「ギガライト」の2パターンになったと見ると、シンプルにはなりました。

 で、気になる料金が実際に安くなるのか、については結構微妙なラインといえると思います。単純に料金プランで見れば従来のプランより安くなっていますが、何の割引も無い状態であれば1〜最大でも2割程度でしょう。

 そして実際にスマホを買うには端末代金があります。今までのプランは「月々サポート」や「端末購入サポート」などほぼ何らかの形で割引が適用されることがほとんどでしたが、今回の「ギガホ」「ギガライト」からはそれらがなくなります。

 端末代金を分割にした場合にシンプルに24回で割った金額になるので、今まで「月々サポート」や「端末購入サポート」で割り引かれていた分は無くなります。

 まだ料金プランが発表されただけなので、今後端末を購入し新しい料金プランを適用させる際に、改めてそこは確認する必要がでてくると思います。

 報道発表資料 : 新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」を提供開始 | お知らせ | NTTドコモ

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カテゴリ:ユーティリティ

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